2025年11月28日金曜日

【登山・自然情報】大倉~見晴茶屋・堀山の家 11月27日

大倉尾根を堀山の家まで紅葉状況を見に行ってきました。
見晴茶屋までは山麓調べも兼ねています。

まずは、大倉から見晴茶屋まで山麓調べのコースです。
◆丹沢ベースからの景色
 歩き始めは青空が広がっていましたが、お昼頃からは雨が降ってきました。

◆大倉高原テントサイト(下段)の様子
 陽当りの良い場所のカエデ類が真っ赤に紅葉していました。

登山道沿いではいろいろな色の紅葉が楽しめます。
◆イタヤカエデ

◆クロモジ

◆ヤマボウシ

種類は少ないですが、花も見られました。
◆キヅタ
 ちょうど花が見ごろのようです。

◆ヤクシソウ
 一株だけ咲いていました。

いろいろなタネも観察できました。
◆キッコウハグマ
 綿毛が付いたタネです。

◆ウバユリ
 薄い羽をもつタネがたくさん詰まっています。

◆トキリマメ

◆ルリビタキ(メス)
 夏は高標高域、冬は低標高に降りてくる漂鳥です。

山麓調べのコースの終点、見晴茶屋を過ぎて…
◆急な階段を上ると

◆大倉尾根の通称「モミジ坂」の紅葉です。
 緑から赤への色づきのグラデーションや
 全体的に赤く色づいているものもあり、見ごろを迎えています。

◆紅葉したイロハモミジ

◆モミジ坂上部から

◆ウソ(冬鳥)
 口笛のような鳴き声を頼りに探してみたら…
 木々に隠れてわかりにくいですが、オスのピンク色のほっぺが見えますか?

◆一本松から駒止茶屋の間
 日陰にあるカエデ類はまだ緑色のものもあります。
 周囲の高木の木々は落葉してきていました。

◆マルバダケブキ

◆堀山の家間近
 落葉した木々が多くなり、寂しい色合いです。

◆堀山の家(標高950メートル)に到着です。

◆アトリの群れ
 15羽くらいの群れのようでしたが、静かにシデ類のタネを食べていました。

晴れていた時間帯は暖かかったですが、曇ってくると寒さを感じました。
手袋や羽織れるものなど、天気に合わせて服装を調整できるように、
防寒着などをご用意ください!

【その他確認した生きもの:大倉~見晴茶屋】
《植物》
 花 タイアザミ、アズマヤマアザミ、シロヨメナ、コウヤボウキ  など
 実 オニドコロ、ガマズミ、クサギ、クズ、ガガイモ、サネカズラ、サンショウ、
   コチヂミザサ、アオツヅラフジ、アオキ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、
   ヤブコウジ、ヤブラン、カラスウリ など
《野鳥》
      ヒヨドリ、コゲラ、ミソサザイ、ウグイス、トビ、
   エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カケス、
   ハシブトガラス、リュウキュウサンショウクイ など
《その他》 
   ツチイナゴ、ハスジカツオゾウムシ、ハナアブの仲間 
   ニホンジカの足跡、ジョロウグモ など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
11月27日 晴れのち曇りのち雨
8時40分の気温  12.5度

◆◆◆堀山の家(標高約950メートル)◆◆◆
11月27日 12時30分の気温  7度