2016年3月26日土曜日

【積雪情報】鍋割山・塔ノ岳・丹沢山 3月26日

今週は晴れ予報が出ていても、山の上では降雪が度々あったようです。

高標高域で25日の午後から降り出した雪は再び積もり、
今朝、秦野から見える表尾根は白く雪化粧していました。
10時30分現在は、雲ですっぽり覆われて山容は見えません。

山小屋さんや仕事で山に入っている方から頂いた積雪情報です。

◆鍋割山(鍋割山荘さんからの情報)
 積雪:2~3センチ 気温:0度(8時45分時点)
 26日の最低気温:マイナス4度

 後沢乗越から少し積もりはじめ、
 標高1000メートル付近から上で積雪約1センチ

◆塔ノ岳(尊仏山荘さんからの情報)
 積雪:2~3センチ 気温:マイナス1.5度(8時45分時点)
 26日の最低気温:マイナス4度

◆丹沢山(仕事で25日から入山している方からの情報)
 積雪:6~7センチ ※標高1400~1600メートルの稜線
 雪質:乾いたあられ状の粒雪 (8時50分時点)

27日から28日にかけて、再び降雪が予想されます。
念のため軽アイゼンを携行し、無理のない登山をご計画ください。

2016年3月23日水曜日

【自然情報】大倉~大倉高原山の家 3月23日

今日は大倉高原山の家まで山麓調べに行ってきました。

◆モミジイチゴ
モミジイチゴの白い花が咲いていました

◆アブラチャン
黄色いポンポンみたいなお花が咲いています

◆ウグイスカグラ
ピンクのお花が綺麗です

◆マメザクラ
マメザクラも見頃です


◆キブシの花にやってきたマルハナバチの仲間

◆ビロウドツリアブ
成虫は春にだけ見られます

◆タゴガエルの卵
タゴガエルが産卵していました

◆ヒガシニホントカゲ
日向ぼっこ中~

◆シジュウカラ
木の枝と地面を行ったり来たり


暖かくなり、観察できた生き物達からも春の訪れを感じます。

その他観察した生き物
【植物】花:セントウソウ、タチツボスミレ、ヤブツバキ、アブラチャンなど
【野鳥】ヤマガラ、ヒガラ、コゲラ、エナガ、ミソサザイ、ウグイスなど
【その他】ヒオドシチョウ、キタキチョウ、モンシロチョウ、ツマグロオオヨコバイ、ハナアブの仲間など



2016年3月20日日曜日

【積雪情報】蛭ヶ岳・丹沢山・塔ノ岳・鍋割山・大山 3月20日

昨日と今日、気温が高めで、山の上も雨がたくさん降り、
雪が一気に融けました。

登山者の方から頂いた積雪情報です。

◆大倉~塔ノ岳
 登山道上にはほとんどなし

◆大倉~二俣~鍋割山 
 登山道上にはほとんどなし

◆塔ノ岳~丹沢山 
 登山道上には一部残るのみ

◆丹沢山~蛭ヶ岳~東野
 登山道上には一部残るのみ

◆ヤビツ峠~大山
 登山道上には一部シャーベット状に残るのみ

以上です。
情報をありがとうございます。

雪解けによりぬかるみがかなりひどかったようです。
皆さん、足元が泥だらけになっていらっしゃいました。
スパッツの装着は絶対お勧めです。

2016年3月19日土曜日

【積雪情報】檜洞丸 3月19日

西丹沢自然教室へ下山された方からの情報です。
今日午前までの雨でかなり雪は解けた様です。

◆檜洞丸(西丹沢自然教室~ツツジ新道)

*山頂付近もほとんど雪はなかった。
*登山道は一部でぬかるみあり。

以上です。

(注)17日の情報で、檜洞丸から臼ヶ岳へは積雪100から120センチとお伝えしました。
  積雪量は減ったと思われますが、詳しいことは不明です。

西丹沢自然教室のブログでも情報を発信しています。
参考になさって下さい。
ブログはこちらhttp://nishitanzawashizenkyoushitsu.blogspot.jp/

2016年3月18日金曜日

【登山・自然情報】塔ノ岳 3月17日

コース:大倉尾根~塔ノ岳~表尾根

暑さ寒さも彼岸まで。
朝から雲一つなく穏やかな一日でした。

◆花立から鍋割山稜を眺めて。

先週の後半から今週前半にかけて、山は雪になり積雪もかなりありました。

◆大倉尾根
天神尾根の分岐を過ぎて。登山道はぬかるみ水溜りのようになっている場所もあります。

◆くっきり!花立山荘を過ぎた所では登山道を挟んで冬と春?のようです。

◆金冷シの分岐からは登山道上に積雪があり、融けてすべりやすくなっています。

◆塔ノ岳山頂
青空の下、登山者の方々も最高の眺めを楽しんでいらっしゃいました。

◆表尾根
登山道は積雪ゼロから積雪50~60㎝と場所によってさまざまです。

◆融けた雪が小川のようになって流れています。

◆雪に埋もれた登山道と・・・。

◆表尾根、三ノ塔、大山の山並み。

◆山の上でも春は少しずつやって来ます。
ヒオドシチョウがひなたぼっこをしながら舞っていました。

◆木々の冬芽も膨らんでいます。
小豆のような冬芽。シナノキ?でしょうか。

春の訪れとともに、鳥たちの囀りも心地よく聞こえてきますが、
まだ稜線や日当たりの悪い場所では、しばらく雪も残りそうです。
足元も悪いので軽アイゼンやスパッツなどを携帯されたほうが良いと思います。

2016年3月17日木曜日

【積雪情報】塔ノ岳など 3月17日

情報収集に行っているスタッフからの速報です。

◆塔ノ岳(11時45分)
 *山頂は吹き飛ばされて、周りにしか雪はない。
 *大倉尾根は場所によって水たまりや、
  シャーベット状の雪があり、滑りやすい箇所あり。
 *木道の横の積雪は、60~70センチのところあり。

◆新大日(14時)
 *表尾根は雪が深いが、全然ないところ、
  雪で登山道が埋まっているところなど様々。
 *踏み抜くと、腰くらいまで沈むところあり。
 
登山される方は、軽アイゼンなど滑り止めを携行しましょう!


【檜洞丸方面への縦走をお考えの方へ】
(西丹沢自然教室のスタッフからのお知らせです)

15日にも同様の情報をお伝えしましたが、
改めて、情報をお伝えします。

本日(17日)、西丹沢自然教室から大倉への縦走を目指した方が、
蛭ヶ岳直下で断念して戻っていらしたそうです。

*檜洞丸山頂 30~30センチ(3月17日現在)
*臼ヶ岳手前 70~120センチ(3月17日現在)

湿雪の中ラッセルをしたとのことで、体力を大分消耗したそうです。

蛭ヶ岳山頂から蛭ヶ岳直下(臼ヶ岳側)に下りるのは、
積雪期は特に危険を伴います。
今日の暖かさでも雪が大分残っていますので、
大倉から檜洞丸への縦走をお考えのかたは、
しばらくお控えください。

2016年3月15日火曜日

【積雪情報】檜洞丸・臼ヶ岳方面 3月15日


西丹沢自然教室へ下山の登山者の方から積雪情報をいただきました。

◆檜洞丸(登山者の方からの情報)
 山頂:30から40センチ (3月15日 現在)

◆檜洞丸から臼ヶ岳方面(登山者の方からの情報) 
 70から100センチ (3月15日 現在)

雪が深いので、臼ヶ岳から蛭ヶ岳方面へは断念されたそうです。

週末に向けて気温が上がる予報なので、
積雪の様子は大きく変わりそうですが、
15日現在、表丹沢から蛭ヶ岳を経て西丹沢方面への縦走は、
かなり困難な状況のようです。

【積雪情報】塔ノ岳・鍋割山・丹沢山 3月15日

昨日、山麓は冷たい雨でしたが、山の上は雪でした!


◆ビジターセンターの少し下から眺めた
 雪をまとった表丹沢の山並


山小屋さんや登山者の方から頂いた積雪情報です。

◆塔ノ岳(尊仏山荘さんからの情報)
 山頂:風で飛ばされほとんどない所から
    吹溜りは60から70センチ 
 (3月15日 11時30分時点)

◆鍋割山(鍋割山荘さんからの情報) 
 山頂:約25センチ (3月15日 11時30分時点)
 吹溜りは50から60センチ

◆丹沢山(みやま山荘さんからの情報) 
 山頂:30から40センチ (3月15日 11時30分時点)

◆大山(登山者の方からの情報)
 山頂:20から30センチ
 下社:3から5センチ
 山頂から見晴台:吹溜りは50から70センチ
 (3月15日 午前時点)

今後の気温によって、状況は大きく変化しそうですが、
登山を計画されている方は、アイゼンなどを忘れずにご用意ください。

2016年3月11日金曜日

【積雪情報】塔ノ岳・丹沢山 3月11日

大倉では16時現在、雨が小止みになりました。
とは言え、山はまだ雲で隠れたままです。

山の上はどうなっているでしょう?

◆塔ノ岳(尊仏山荘さんからの情報)
 積雪:約5センチ 
 気温:マイナス2.4度(3月11日 15時55分時点)
 *この時点で、雪はパラパラ降っている。

◆丹沢山(みやま山荘さんからの情報) 
 積雪:約5センチ(3月11日 16時時点)
 *この時点で、雪はやんでいる。
 3月11日 最低気温:マイナス6度
        最高気温:プラス4度
 
積雪はそれほど無いようですが、
夜半にかけてまた降り出す可能性があります。
登山を計画されている方は、アイゼンなどを忘れずに!

【積雪情報】鍋割山 3月11日

鍋割山荘のご主人から情報をお寄せ頂きました。

◆鍋割山山頂(3月11日 11時55分時点)   

   積雪:6~7センチ

   *ご連絡を頂いた時点でも、雪は降り続いている。
   *下りは特に滑りそうなので、滑り止めの対策はした方が良い。

以上です。

大倉から見る山も、裾野まで靄で覆われています。
冬に逆戻りの天候、週末に登山される方は万全の装備で臨んでください。

2016年3月5日土曜日

【登山道トーク】雑事場ノ平にて  3月5日

今月も雑事場ノ平にて登山道トークを実施しました!

◆雑事場ノ平
 登山者の方々に休憩がてら、
 登山道についてのお話しを聞いてもらいました。

終了後は自然観察です♪

◆ジョウビタキ(オス)
 見回り中なのか、
 不審者!?であるコチラをしばらく観察していました。
 怪しいものではありません・・・。


◆ヒオドシチョウ
 時折、他の個体に追いかけられ高く舞い上がっては、
 再び定位置に戻っていました。

◆オニシバリ
 大倉から雑事場ノ平にかけては満開です♪

◆ウグイスカグラ
 開葉前の森をピンクに彩る可憐なお花です。
 早くも咲きはじめていました。

◆タチツボスミレ
 舗装道脇に1輪ひっそりと咲いていました。

その他、観察した生き物
【植物】
花:ヤマルリソウ、セントウソウ、ヤブツバキ など

【野鳥】S=さえずり、V=目視
シジュウカラSV、ヤマガラSV、ヒガラS、エナガV、ミソサザイS など

野鳥たちのさえずりが賑やかになってきました♪
歩きながら鳥の声にも耳を傾けてみてください。

なお、山麓に位置する大倉周辺ではスギ花粉が飛散しております。
花粉症の方は対策をして山歩きをお楽しみください。

2016年3月4日金曜日

【登山・自然情報】ヤビツ峠~三ノ塔 3月3日

コース:ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔

晴れ渡る青空が目にまぶしいくらいの陽気のなか
山看板を更新に行ってきました。

◆ヤビツ峠から歩いて出発です!

◆予想最高気温15度、乾燥、強風で花粉が飛散しやすい・・・
との天気予報で戦々恐々としていましたが、
今回のコース周辺のスギの木はまだほとんど蕾のようで、
手近にある雄花を振っても花粉は出てきませんでした。
周辺はスギの植林が多く、たわわに雄花をつけているので
花粉症の方は今後、要注意です。

◆路肩にはところどころに雪が残っていました。

◆登山道の要所要所に掲げられた立て看板
 「おかげさまで2015年分 石材ボッカ完了!」
 神奈川県自然公園指導員連絡会 登山道補修隊が
 登山者の方々に石材の荷揚げをお願いしたものです。
 有志の方々のお力により無事に達成出来たそうです。
 2016年分もよろしくとのことです。

◆揚げてもらった石材は登山道補修などに利用されます。
 この日も、お一人作業なさっていました。
 有り難いですね。

◆二ノ塔ガレ場の看板
 休憩がてら見てみてください♪

◆ガレ場と二ノ塔の間の登山道上には
 まだ雪が残っていました。

◆二ノ塔
 以前は泥濘(ぬかるみ)で歩きにくかったベンチ周辺には
 荷揚げされた石材が敷かれ改善されていました。
 全面に敷き詰めるにはまだ石材が足りないそうなので、
 今後、荷揚げを呼びかける看板を見かけたら、
 是非ご協力をお願いします!

◆泥濘の登山道
 足を取られないように要注意! 

◆三ノ塔
 山頂の南側は2014年度に業者さんによって
 石が敷き詰められました。

◆三ノ塔山頂の北側
 2015年12月に石が敷き詰められたばかりです。
 田んぼのようだった山頂が歩きやすくなりました。

◆三ノ塔付近から見た山並み
 手前が烏尾山、奥が大倉尾根と塔ノ岳

◆ニシキウツギの種を食べるウソ
 歩いていると度々ウソの群れに出合いましたが、
 なぜかメスばかりでした。

鳥たちも春の訪れを感じて、
さえずりをはじめたり、
繁殖相手を見つけるために追いかけっこをしたりと、
にわかに活動が活発になってきました。

雪融けや雨上がりは泥濘が多くなりますが、
スパッツなどの泥除け対策をして登山をお楽しみください。

2016年3月2日水曜日

【自然情報】ビジターセンター周辺 3月2日

日差しはあっても、ひんやりと冷たい風が吹いています。

◆ハクモクレンの蕾も膨らんできました。

◆ブロッコリーのような蕾をたくさんつけたニワトコ。

◆オオバヤシャブシの雄花が重たげに垂れ下がっています。
 雌花より先に咲きます。

◆ルリビタキ。地面とフェンスの上を行った来たり。

◆ナナホシテントウがせわしなく動き回っています。
生きものたちも春の訪れを待ちわびていますね。