2017年8月30日水曜日

【登山・自然情報】大山 8月29日

コース:大山阿夫利神社下社~表参道~大山(1252メートル)
    ~見晴台~下社~男坂

大山へ行ってきました。
「雨降山」の別名らしく、深い霧に包まれての登山です。

◆霧に包まれた山頂直下の鳥居
 雰囲気満点ですね。


◆カマツカの葉
 秋の気配も少しずつ漂ってきているようです。


◆タテヤマギク


◆ヤマホトトギス


◆ノコギリカミキリ
 落ち葉の穴に頭から突っ込んで、通り抜けようと
 もがいていました。なんだか可愛らしかったです。


◆大山阿夫利神社秋季例大祭の最終日だったこの日。
 行列とともに下社に神様が戻られる
 「お上り」が行われていました。

その他、観察した生き物
花:クサギ、マツカゼソウ、ヒヨドリバナ、コボタンヅル、
  マルバダケブキ、クロテンコオトギリ、アカネ、
  ヒメキンミズヒキ、ヒメガンクビソウ、タマアジサイ など
実:ヤマボウシ、アブラチャン、ミツバウツギ、ミズキ など
虫:アサギマダラ、イチモンジセセリ、オオセンチコガネ、
  ミンミンゼミ(声)、ツクツクボウシ(声) など

雲に覆われ、風が吹けば涼しく感じる陽気でしたが、
湿度が高く、汗を沢山かきます。
この季節には、水分・塩分を十分用意していきましょう!

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大倉(標高290メートル) 8月30日
 天気:晴れのち曇  気温:30.5度(8時40分)

2017年8月29日火曜日

【行事】県立津久井湖城山公園への出張展示 8月29日

秦野ビジターセンターの出張展示が
県立津久井湖城山公園で始まりました!
津久井湖城山公園へはこちら

場所:県立津久井湖城山公園 根小屋地区パークセンター
    神奈川県相模原市緑区根小屋162
期間:8月29日(火)~10月1日(日)
時間:9時30分~17時00分
期間中の休館日:第1,第3月曜日の午前中


◆丹沢の花や生き物や、
 スタッフ山行の記録から見どころなどをご紹介!


◆場所は根小屋地区パークセンター内

津久井湖城山公園は、城山ダムの両岸と、戦国時代の山城である津久井城跡を
利用した公園で、花や水、歴史を存分に楽しめる場所です。



◆パークセンター内には、歴史や文化、自然などの様々な展示があり、
今はセミをテーマにした展示「学ぼう!しんけんゼミ」も行っています。

ぜひ、津久井湖城山公園へも遊びに行ってみてください!

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大倉(標高290メートル)  8月29日
気温  26.8度(8時40分)  天気  曇り

2017年8月27日日曜日

【自然情報】大倉~大倉高原 8月27日

雨で延期になっていた山麓調べに行ってきました。
今日も蒸し暑かったです。

◆タマアジサイ
蕾もまだまだたくさんありました。
これからも楽しめそうです。

◆キツネノカミソリ
緑の多いこの時期は鮮やかなオレンジの花が
よく目立ちます

◆ミンミンゼミ
他の音をかき消すパワフルな鳴き声でした。

◆セミヤドリガの幼虫
主にヒグラシに寄生する蛾の幼虫です。
写真では見えないですが上下に糸が伸びていて、糸を伝っていました。
最初は蜘蛛の糸に絡まった白いフワフワのゴミかと思いました。

◆オトシブミの落し物
登山道にぽつんと。
それにしても器用に巻くものですね。

その他観察した生き物
《植物》
花:・ヌスビトハギ ・ヒメキンミズヒキ ・ヤマホトトギス ・マツカゼソウ
実:・ツユクサ ・ミズヒキ ・ヤブミョウガ など

《野鳥》
・トビ ・ヒヨドリ ・シジュウカラ など

《その他》
・ヒガシニホントカゲ ・コジャノメ ・コミスジ ・キイロスズメバチ など


湿度が高く肌にまとわりつくような感じです。水分補給を小まめにしましょう。
木陰でちょっと休憩する時に周りを見渡したら面白い発見があるかも知れないですよ。

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大倉(標高290メートル) 8月27日
気温 27.6度(8時50分)  天気 晴れ

2017年8月26日土曜日

【登山・自然情報】塔ノ岳・鍋割山 8月25日


登山者の方から情報をいただきました。
ありがとうございます!

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コース:大倉~塔ノ岳~鍋割山~後沢乗越~西山林道~大倉

今夏一番の炎天下で蒸し暑い中、大倉尾根から塔ノ岳そして鍋割山稜を歩く。
晩夏を期待して登ったが、酷暑の中での登山となり、風もなく汗が止まらない。

◆モミジ坂のようす。

◆マルバケブキの群落。塔ノ岳まであと2.8キロ付近。

◆コフウロ。

◆花立階段下より見た富士山。

◆花立ピークから見た蛭ヶ岳方面。

◆ウスユキソウ。

◆見おさめ?シモツケソウ。

◆塔ノ岳山頂。11時過ぎの気温32度。
無風で蒸し暑く、登山者は少なかった。

◆鍋割山稜。

◆ヒロハヤマトウバナ。

◆鍋割山荘。

◆復路の堰堤の飛沫で涼を得る。
夏ならではの楽しみ。

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大倉(標高290メートル)  8月25日
気温 31.1度(9時)  天気 晴

2017年8月23日水曜日

【自然情報】秦野ビジターセンター周辺 8月23日

朝から青空が広がり、久しぶりに丹沢の山々の稜線を眺められました。

◆まだ夏山です。

◆水量が増え、川遊びが楽しめます。
昼ごろには子供たちの声で賑わっています。

◆秋の花も咲き始めています。ゲンノショウコ。

◆公園内のヒガンバナは早咲きでしょうか?見頃です。

◆キイロスズメバチ。
ヤブガラシの花はとても小さいですが蜜はたっぷりあります。
ハチやチョウなど、昆虫たちが訪れます。

◆キマダラセセリ。

◆アカスジキンカメムシ。
ミズキの実を吸汁しているのでしょうか。

◆カツラの葉も少し色付いてきました。

10時過ぎから山の方面は雲が広がり、鍋割山稜もガスに覆われてきました。

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大倉(標高290メートル) 8月23日
 天気 晴れ    気温 29.3度(8時40分)

2017年8月22日火曜日

【登山・自然情報】丹沢山 8月21日

コース:本谷林道~天王寺尾根~丹沢山(1567メートル)~堂平~塩水林道

丹沢山へ情報収集に行ってきました。
1日中どんよりとした天気で、霧に包まれ、
展望は楽しめませんでしたが、
丹沢の夏らしい潤った森や、いろいろな花を楽しめました。


◆標高1400メートル付近のお花畑
 ニホンジカが食べずに増えたマルバダケブキが多かったです。


◆天王寺尾根には大きなウラジロモミが立ち並ぶ所があります。


◆モミの根元に何か落ちている!
 ニホンリスがウラジロモミの実を食べた、食べ痕のようです。
 周りにも散らばっていました。 
 観察最中、「上からパラパラ落ちてくる」と思い上を見ると・・・


 ニホンリスが食事中でした!
 写真は・・撮れませんでした。


◆雨つづきのせいか、
 森の中は色々な種類のキノコがいっぱい!


◆タマゴタケは特に目をひきます。


◆霧に包まれ、幻想的なブナ林。
 もうひと頑張りで丹沢山です!


◆下山は堂平へ向けて下ります。
 緑が茂り、夏らしさを感じます。


◆塩水林道の沢沿いの場所は、
 天然のクーラーが効いていて、とても気持ち良かったです。


夏から秋への花も移り変わりつつあります。


◆ヤハズハハコ
 岩場などに咲いています。


◆マツカゼソウ
 林道でも登山道沿いでも見られました。
 上の方はまだ蕾でした。


◆キオン
 こちらは、高い所は見頃、低い所は蕾でした。


◆マルバダケブキでアサギマダラが吸蜜中。
 ヒラヒラと舞うように飛ぶ姿も優雅さがあります。


◆タテヤマギク
 花弁が数枚欠けている様な姿も、特徴の一つ。


◆テバコモミジガサ
 モミジの様な葉と筒型の花が特徴です。



太陽が差していなくても、特に低い所は蒸し暑かったです。
これで日が差していたら・・・。
天気と体力の様子を見ながら、無理のない登山をお楽しみください。

また、今回のコースは交通の便が悪く駐車場もないので、
交通手段の確保が必要です。

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大倉(標高290メートル) 8月21日
 天気 晴れ    気温 25.3度(8時40分)

2017年8月19日土曜日

【自然情報】宮ヶ瀬湖周辺 春ノ木丸 8月17日

雨上がりの宮ヶ瀬湖と、湖畔にある春ノ木丸に行ってきました。

宮ヶ瀬湖にどのくらい水が貯まっているだろう?
と思い、のぞいてみました。

◆宮ヶ瀬湖の流入部・・・まだ水が貯まってない!!
やっと川の流れになっている程度です。

◆7月28日のほぼ同じ地点。
こう見ると少しは、流れが出来たのですね。


◆宮ヶ瀬ダムを遠望。
うっすら黒く見えるラインが冬の湛水時でしょうか。
8月16日時点の貯水率は59%。
貯水率が一番低い時から5%しか上がっていません。
雨続きの8月でしたが、宮ヶ瀬湖周辺の降水量は少なかったのでしょうか?

続いて、春の木丸に行ってきました。

◆大木が立ち並ぶモミ林。
瑞々しいですね。

◆ヤマビル多発!
とはいえ、地面が動いて見えるほど多くはなかったです。

 ◆雨続きでキノコもにょきにょき。
こちらはタマゴタケ。

◆イグチの仲間。
何者かが食べたあとが・・・。

 ◆犯人はどうやらニホンザルのようです。

◆登山道をとうせんぼするようにくつろいでいたので、
しばらく通れませんでした。

 ◆気持ちよさそうに毛づくろいをされる大人と
その脇をちょこまか動く子ザル。

◆ドクツルタケ。
こちらも食べようとしてやめたのかな?
食べたら危険!猛毒ですもんね。

◆「悪しき実」というのが名前の由来のシキミの実。
食べると死に至ることもあるようです。

◆毒はないけどシカが好まない
マツカゼソウの花が咲き始めました。
ミカンの仲間なので葉をもむと独特の香りがします。

◆オトコエシ。夏の登山道や林道でよく目にします。
一方、オミナエシは花が黄色で、あまり生育していません。

湿度が高く少し歩いているだけでも汗ばみました。
日は射さなくても8月の登山は暑いです。
登山を計画されている方は、水分・塩分・
(ヤマビル生息地には)ヤマビル対策をしてお出かけください。

その他観察したもの
花:ダイコンソウ、ナガバノコウヤボウキ、クズ、
  キバナガンクビソウ、ヒメガンクビソウ、ウバユリ  など
昆虫:ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、
  ヒグラシ、ベッコウハゴロモ、オオセンチコガネ、マメコガネ
  ミヤマアカネ、オスグロトモエ  など
哺乳類:アナグマ(糞)、タヌキ(ため糞)、ニホンリス(クルミ食痕)
    アカネズミ(クルミ食痕) など

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宮ヶ瀬湖畔 (8月17日 9時)
 天気 霧雨のち曇り   気温 22度