2025年9月30日火曜日

【自然情報】大倉~見晴茶屋 9月30日

山麓しらべで塔ノ岳へと続く大倉尾根の途中にある
見晴茶屋まで行って来ました。

◆登山道の様子
大倉尾根を入って少し進んだところです。

◆丹沢ベースからの眺め

◆丹沢ベースより上の丸太と石畳みの階段
永遠と続く階段のように見えます…。

◆登山道脇の木々の様子
まだ青々としています。

◆大倉高原テントサイトからの展望
中央左よりの小さな島は初島です。

・・・観察したもの・・・

◆フジカンゾウ花

◆フジカンゾウ種

◆キバナアキギリ
綺麗に咲き始めています。蕾もまだたくさんついていました。

◆ナンテンハギ

◆ツリフネソウ

◆ヤマホトトギス

◆サネカズラ実

◆クサギ実

◆タマゴタケ

◆カラカサタケ
大きなキノコです。斜面にたくさん生えていました。

◆シロソウメンタケ(キノコの仲間)
短い素麺のよう!地面からまとまって生えていました。

◆ムラサキホコリの仲間(変形菌)
普通に歩いていると小さくて気が付きません…。
よく見ると不思議な形。
胞子を飛ばすためにこの形になるそうです。

◆ミノムシ(ミノガの仲間)
細いミズヒキの花の柄にぶら下がっていました。

◆ルリタテハの幼虫

◆ミスジマイマイ
つの出せ、やり出せ、目玉出せ~♪
目玉、見えますか?長い大触覚の先にあります。

◆ニホンジカ(メス)
登山道脇の斜面にいました。
時々こちらを気にしながらも、黙々と草を食んでいました。

【その他観察した生きもの】
《植物》
 花 ミズヒキ、タイアザミ、ヒメキンミズヒキ、ヤブマメ、
   カシワバハグマ、キンミズヒキ、シロヨメナ、
   キバナガンクビソウ、ノブキ など
 実 ガマズミ、キツネノカミソリ、ヤブミョウガ、ミズキ、
   ヤマユリ、ミツバアケビ など
《野鳥》
   キビタキ、ウグイス、モズ、エナガ、カケス、キジバト など
《その他》 
      アオバハゴロモ、ヨツモンカメノコハムシ、オナガグモ、
   ザトウムシの仲間、スズメバチの仲間、
   カワラタケ、 ベニサラタケ、ドクツルタケ、ニセショウロ、
   昆虫寄生菌 など

今日は朝9時少し前まで雨が降っていました。
雨天時や雨天後は足元がとても滑りやすいのでご注意ください。
そして、ジメジメ大好きなヤマビルが元気になっていましたので
そちらも併せてお気を付けください。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
9月30日 雨のち曇り
8時40分の気温20.6度

2025年9月28日日曜日

【自然情報】秦野ビジターセンター周辺 9月26日

秦野ビジターセンター周辺に野鳥観察に来られた方から
情報をいただきました。ありがとうございます!

◆サシバ

◆モズ

観察種
鳥:モズ、スズメ、トビ、キジバト、カケス、イソヒヨドリ、
  ハシブトガラス、ヒヨドリ、ノスリ、サシバ
  声のみ:コジュケイ

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
9月26日 晴れ
8時40分の気温27.3度

2025年9月26日金曜日

【登山・自然情報】高取山・仏果山 9月25日

宮ヶ瀬湖東側に位置する高取山・仏果山に情報収集に行って来ました。

コース:宮ヶ瀬ダム~高取山(705メートル)~仏果山(747メートル)~仏果山登山口バス停

行程約5.1キロメートルとコンパクトではありますが、
所々にある展望スポットやモミやツガの大木からなる森林を歩いたり、
アップダウンや細尾根が現れる変化に富んだコースです。

◆高取山展望台から望む宮ヶ瀬湖と丹沢の山並み
 神奈川県最高峰の蛭ヶ岳も望めます。

◆宮ヶ瀬ダムサイト登山口からすぐに急登になります。
 足場が悪いところもありますので、ご注意ください。

◆急坂を登りきると平らで視界が開けた休憩スポットになります。
 ダムサイトも見えます。

◆道が不明瞭なところなどを通り…

◆鉄塔と送電線下の展望スポットに出ます。

◆小ピークをいくつか通り…

◆鎖場やロープが設置されている細尾根を越え、ゆるやかな道になってきたら高取山です。

◆高取山展望台

◆高取山展望台から見た仏果山と大山(右奥)

◆モミやツガの大木が林立する尾根道を通り…

◆仏果山登山口との分岐「宮ヶ瀬越」から登り返します。

◆仏果山にかけても小ピークを越えます。

◆仏果山展望台

◆仏果山展望台から見た丹沢の山並みと宮ヶ瀬湖と高取山

◆宮ヶ瀬越まで戻り、仏果山登山口バス停方面に下山します。

◆ザレて滑りやすいところや…

◆昨夏の豪雨で道がえぐれた場所もありますので、足元にご注意ください。

◆登山口近くに登山者カード投入箱があります。
 ヤマビル対策用スプレーも置いていただいていますが、残量がわずかなこともあります。
 今回はヤマビルをみかけませんでしたが、念のため防除してお出かけください。
 
見られた植物や生きものは…
◆カシワバハグマ
 ほとんどが蕾の状態でした。

◆ナガバノコウヤボウキ
 ほとんどが種になっていました。

◆シロヨメナ

◆シモバシラ
 匂いのするシソ科なのでニホンジカの不嗜好性植物…のはず。
 しかしニホンジカに食べられたと思われる痕もあり、花の付きは悪かったです。

◆シモバシラに訪花するキムネクマバチ
 群落が健在なところには、様々なハチの仲間が訪花していました。
 
◆シモバシラの葉の上にとまるアシグロツユムシ

◆在来種のハラビロカマキリ
 近年、外来種のムネアカハラビロカマキリに駆逐される勢いなので、
 見守りたい生きものの一種です。

◆モミにはたわわにモミぼっくりが成り、

◆モミぼっくりを食べた痕が…

◆ムササビか二ホンリスが中に入っている種を食べたようです。

◆カヤの実が成る地面には…

◆中の種だけがなくなり果皮だけがたくさん落ちていました。
 これは誰が食べたのでしょうか?

◆地面を突き破るようにして顔をだしたタマゴタケ
 他にも様々なキノコがニョキッと顔を出していました。

コンパクトではありますが、油断は禁物なコースです。
準備・装備は万全に秋の登山をお楽しみください。

◆◆◆宮ヶ瀬(標高約300メートル)◆◆◆
9月25日 晴れ
8時50分の気温23度

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
9月25日 晴れ
8時40分の気温26.2度