2024年11月13日水曜日

【登山・自然情報】鍋割山 11月12日

紅葉の様子を見に、鍋割山へ行って来ました。

コース:二俣~後沢乗越~鍋割山(標高1272.4メートル)~鍋割山稜~小丸尾根
※小丸尾根は国有林の作業路を使用させていただいている経路です。

◆鍋割山稜から鍋割山方面を望む
 雲がかかり、幻想的な雰囲気でした。

◆二俣
 水の流れが変わり、渡渉が必要になっています。
 ご注意ください!

◆後沢乗越(標高800メートル付近)の様子
 緑色の葉も多いですが、紅葉も進んでいます。

◆イワシャジン
 後沢乗越付近で綺麗に咲いていました。

◆黄色く色づいたダンコウバイ

◆赤く色づいたホソエカエデ

◆登山道に降り積もった落ち葉
 黄色く色づいている落ち葉はイタヤカエデ

◆リンドウ
 曇り空だったからか、開いているものは少なかったです。

◆標高1100メートル付近

◆標高1100メートルを超えると落葉した木々が目立ち始めます。
 木々の隙間から見える山肌には赤や黄色の紅葉が見えます。

赤く色づいた木の実や
◆カマツカ

◆マユミ

綿毛を付けたタネも
◆コボタンヅル

◆タンザワイケマ
 今にも飛び出しそうです。

◆標高1250メートル付近の様子
 高木の木々は落葉しているものが多いです。

◆鍋割山山頂

◆鍋割山山頂から南方面、相模湾を眺める

◆鍋割山稜
 紅葉の遅いカエデ類などの鮮やかな色づきが残っていました。

◆赤い紅葉が鮮やかなコミネカエデ
 
◆残っていたブナの黄葉

今年は温かく例年より進みが遅い紅葉ですが、徐々に標高を下げてきています。
稜線は寂しくなってきていますが、
どこかしらで綺麗に色づく紅葉を楽しむことが出来そうです。

◆小丸尾根へ

◆小丸尾根は登山道として管理されていないため、注意が必要です。
 複線化などもしており、迷いやすい箇所があります。

12日は丹沢山(標高1567メートル)の最高気温は12度(みやま山荘HPより)。
鍋割山山頂でも日差しがないこともあり、かなり寒く感じました。
寒暖差があります。脱ぎ着しやすい服装で、調節してください。
また、防寒着などもお忘れなく!

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
11月12日 晴れ時々曇り
8時40分の気温 14.6度

◆◆◆鍋割山(標高1272.4メートル)◆◆◆
11月12日 曇り
11時35分頃の気温 15.8度

2024年11月11日月曜日

【自然情報】大倉~見晴茶屋 11月11日

 山麓しらべで大倉尾根の見晴茶屋まで行って来ました。

◆見晴茶屋

登山道の様子
◆見晴茶屋から雑事場ノ平
霧が深く先がぼんやりしていました。

◆雨上がりで濡れた石や土で滑りやすくなっていました。

観察した生きもの
◆ムラサキシキブ

◆ヤブムラサキ
全体的に毛が密生しています。

◆ガマズミ

◆サネカズラ

◆キッコウハグマ
小さな花が足元で咲いています。

◆ホトトギス

◆クロモジの黄葉
冬芽もつけていました。

◆キタキチョウ
ススキの葉の裏にとまっていました。

◆センチコガネ
登山道上をゆっくりと歩いていました。

◆ニホンジカ
登山道脇でこちらを気にすることなく何かを食べていました。

日差しはありませんでしたが、湿気が多く気温も高めだったので
登りは思った以上に汗をかきました。

【その他観察した生きもの】
《植物》 
 花 タイアザミ、アズマヤマアザミ、ノコンギク、ヤマトリカブト、
   サラシナショウマ、コウヤボウキ、ヤマハッカ、シロヨメナ など

 実 カラスウリ、トキリマメ、チヂミザサの仲間、ミズヒキ、ヤブミョウガ、
   ヤブラン、ハダカホオズキ、フジカンゾウ、オニドコロ、ウバユリ、
   ツリフネソウ、ヤマユリ、ヤブコウジ、マルバノホロシ、ノブキ など

《野鳥》
   コゲラ、アカゲラ、カケス、ヒヨドリ、ミソサザイ、ウグイス、
   シジュウカラ、リュウキュウサンショウクイ、ジョウビタキ、
   エナガ、イカル、ガビチョウ、ソウシチョウ など

《その他》 
   チャバネアオカメムシ、スズメバチの仲間、
   カタツムリの仲間、タマヤスデの仲間、
   ロクショウグサレキン、ナラタケ、ツチグリ、ホコリタケ、
   アラゲキクラゲ、ベニタケ科の仲間 など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
11月11日 曇り
8時40分の気温16.1度

2024年11月9日土曜日

【登山・自然情報】大倉~雑事場ノ平 11月9日

登山道トークを行いに大倉尾根の雑事場ノ平へ行って来ました。

◆登山道トークのようす
 秋の丹沢や、登山道で見つかるかもしれない動物の痕跡などのお話をしました。
 聞いてくださった皆様、ありがとうございました。

10月13日の登山道トークの際にも木々の葉の色づき具合をお伝えしました。
そして今日は…
◆日当たりの良い場所は色づいてきましたが…

◆林内はひと月前とあまり変わらず緑色が優勢です。

帰りは大倉高原を反時計回りに下山しました。
◆登山道が浸食して歩きづらいところがあるのでお気を付けください、

◆登山道途中から見える櫟山(標高810メートル)は綺麗に色づいて見えました。

秋の草花もまだ楽しめます。
◆タイアザミ

◆サラシナショウマ

◆ヤマハッカ

鳥たちも活発に動いています。
◆ジョウビタキ(メス)
 タラノキの実を狙っているのでしょうか?

◆ミソサザイ
 小さな鳥ですが「チャ チャ」という声を頼りに探すと見つかることがあります。

今日の尊仏山荘さんのブログによりますと
早朝は今シーズン初?の氷点下となり、地面やテーブルには霜が張っていたとのこと。
木道や構造階段にも霜が張っていたのではないかと思います。
滑りやすくなりますので、朝登山をされる方はご注意ください。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
11月9日 晴れ
8時40分の気温13.8度

2024年11月6日水曜日

【自然情報】大倉~黒竜ノ滝 11月6日

山麓しらべで黒竜ノ滝まで行って来ました。
鍋割山へ向かう西山林道を歩くコースです。

・・・観察した生きもの・・・

林道沿いでは秋の花が咲いていました。
◆リュウノウギク

◆コウヤボウキ
西山林道沿いでたくさん見られました。

◆ヤクシソウ

◆アズマヤマアザミ

◆リンドウ
お天気がもう少し良くなったら咲くかな?という感じでした。

◆ヤマトリカブト
咲き終わりのようです。種もできていました。

◆キッコウハグマ
あちらこちらで見られました。

色鮮やかな赤い実も見られました。
◆ハダカホオズキ

◆テンナンショウの仲間

◆ヤブコウジ

足元でとんで気づいた生きものがいました。
◆タゴガエル
足元をぴょんと跳んで横切り気が付きました。

◆クロコノマチョウ
いつも足元から飛び立ち驚かされます。

・・・道の様子・・・
◆西山林道に向かう途中の倒木
根っこに気をつけながら横をすり抜けられます。

◆作業道と交差する登山道
森林整備用の道に入らないよう注意してください。

◆黒竜ノ滝へ
この先、左手に下っていく道があります。

◆森林整備
表丹沢県民の森では森林整備が行われています。
木を伐る音や重機の音が聞こえます。

◆山の紅葉
開けた場所では山の上部の紅葉の様子が見られます。

◆東屋の様子
後ろに見える黄葉した木はトチノキです。

◆黒竜ノ滝

◆黒竜ノ滝周辺(黒竜ノ滝側から見た様子)
壊れたり老朽化したりしている木橋もあります。
注意して通行してください。

◆通行止め
四十八瀬川を渡る木橋の老朽化などの理由により
通行止めになっています。

ヤマビルは少し道を外れた沢沿いの湿ったところでは見かけましたが、
黒竜ノ滝周辺や西山林道を歩いている時は見かけませんでした。
紅葉はまだこれからです。
防寒着など装備を万全にして秋の山歩きをお楽しみください。

【その他観察した生きもの】
《植物》 
 花 タイアザミ、サラシナショウマ、シロヨメナ、ノコンギク、
   ホトトギス、ヤマハッカ、セキヤノアキチョウジ など

 実 アオキ、カシワバハグマ、ガマズミ、ゲンノショウコ、
   ハナタデ、ミズヒキ、マルバノホロシ、ヤブミョウガ、
   ヤマユリ、コチヂミザサ、シラヤマギク、ヤブレガサ、
   ホドイモ、サネカズラ など

《野鳥》
   ヒヨドリ、エナガ、シジュウカラ、カケス、ミソサザイ、
   アオジ、アオゲラ、ジョウビタキ、ウグイス、メジロ、
   サンショウクイの仲間 など

《その他》 
   クロコノマチョウ、イチモンジカメノコハムシ、
   ツマグロオオヨコバイ、ザトウムシの仲間、ハナアブの仲間、
   スズメバチの仲間、ホウジャクの仲間、ニホンジカ など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
11月6日 曇り
8時40分の気温14.9度