2011年7月28日木曜日

雨にもマケズ・・・ 7月28日

31日の自然教室「歩こう!丹沢の水源林」の最終下見のため
また、やどりき水源林へ行って来ました。
水量は全く変わらず…。
31日の天気も怪しく、開催も怪しくなってきました。
そんな中でもたくさんの生きものが観察できました。

◆リョウブの花
リョウブの良い香りが漂っていました。
花に近づくとたくさんの種類の虫たちがリョウブの花に!
その中にヨツスジハナカミキリが仲良くひっついている
姿もみることができました。

◆絵本のような…
まるで絵本のようにアオカナブン、オオスズメバチ、
チョウ類、クワガタ類がたくさんついている木を見つけました。
オオスズメバチは、隣にいたアオカナブンを
「ちょっとどきなさいよ~!」と言っているかのように、
ツンツン突っついていました。

◆アオカナブン大集合!

◆アズマヒキガエル
大きな主のようなヒキガエルに会いました!
近くで写真を撮ってもじ~っとしてくれていました。

◆トリノフンダマシ
オオトリノフンダマシのようです。
葉の裏に隠れていました。
夜になると巣をはって獲物を捕まえるようです。
大雨の中、生きものたちはどこに隠れていたのでしょうか。
生きものたちの隠れ場所の大切さを感じました。

2011年7月26日火曜日

台風の爪痕 7月26日

台風6号は丹沢に記録的な大雨を降らせました。
31日に自然教室の会場としているやどりき水源林も
どうやら台風の影響が大きかったようでした…。
土砂が流れ出ている場所が何ヶ所もあります。
沢の多い水源林内は、足元もかなりゆるくなっています。
事前に情報をしっかり収集してお出かけください。

◆寄大橋から見た中津川
たくさんの流木やトタンなどの人工物などが
流れ着いていました。
増水時の川の様子を想像すると怖いですね…。

◆木橋がない!
いつもかかっている木橋がない…。
あれだけの流木があったので当然と言えば当然でしょうか。
西丹沢の登山道上の木橋もほとんど流されたようです。

◆オナガアゲハ
それでも生きものはしっかりいました!
オナガアゲハが優雅にヒラヒラと私の周りをぐるぐる。
カメラを持って私もぐるぐる…。
やっと地面にとまってくれました。

◆花の香り
やどりき水源林のゲートを過ぎると
あま~い香りが漂ってきました。
ヤマユリが岩壁の高いところに咲いていました。

◆涼しい沢筋
蒸し暑いこの季節でも、沢筋は涼しい風が通り快適です♪
滝郷沢を渡る橋から水量たっぷりの滝が見られました。

2011年7月21日木曜日

台風の影響 7月21日

台風6号による雨で水無川も増水しました。
写真は7月20日(水)午後5時45分頃の様子です。
塔ノ岳山頂の尊仏山荘さんに山の様子を確認すると、
昨日は一日中雨、今日もどしゃ降りだよ~とのこと。
登山道への影響が心配されます。

西丹沢では土砂崩れが発生しています。
台風後の登山は情報収集をしっかり行い、
十分気をつけて計画してください。

◆堰堤の様子
ものすごい水量です。

◆濁流の水無川
普段はとても静かな川です。
秦野戸川公園水無駐車場から上流を撮影。

これから川遊びの季節です。
平地がお天気でも山で大雨となり、
一気に増水することがあります。
川で遊ぶ時は、山沿いの様子をしっかり確認してください!

2011年7月18日月曜日

登山道トーク&山の看板 7月18日

毎月第3土曜日に開催を目標としている登山道トーク。
今月はイベント等の都合により日程を変更させていただきました。

ニノ塔の登山口、ニノ塔のガレ場、三ノ塔山頂に設置している
「自然情報発信中!」の掲示板の更新も一緒に行うため、
18日に表尾根で実施しました。

足を止めて話を聞いてくださった皆様、
ご苦労さまです!と声を掛けてくださった皆様、
ご参加ありがとうございました!

◆ニノ塔からみた三ノ塔
山肌の緑が夏色になりました。

◆アカショウマ
登山道の隙間からきれいに咲いていました。

◆ニノ塔ガレ場の掲示板の様子
夏のガレ場はちょっと日差しが強いです。
帽子をしっかりかぶって看板読んでくださ~い!

◆ノリウツギ
咲き始めました。

◆富士山
午前中の早い時間は富士山が良く見えました。

登山道トークは神出鬼没なので、
大倉尾根や鍋割山へ向かう西山林道、表尾根、
どこで会うかはお楽しみです♪
もし出会ったらご参加、お声掛けください!

2011年7月16日土曜日

暑くても・・・ 7月16日

暑くても歩けば楽しい発見があります!
今日は明日の自然体験の下見です。
秦野戸川公園内を歩くと、チョウがヒラヒラ♪
初めに出会ったのは、ジャノメチョウでした。

◆ジャノメチョウ
とてもリズミカルに楽しそうに飛んでは
花を見つけて寄り道です。

◆ニイニイゼミの抜け殻
泥がたっぷり!ニイニイゼミの抜け殻の大きな特徴です。
ビジターセンタースタッフのYは、
「目のところが可愛いのよね~♪宇宙人みたい。」
と表現していました。

◆カミキリかな?
カミキリ類の脱出痕のようです。
かなり大きな穴でした。

◆カナブン
頭を突っ込んで樹液を吸っているようです。
こちらを気にせず、ずっとこの格好でした。

◆どこにいるでしょう?
近づくと必死になってピョンピョンと逃げ回っていました。
いじめている訳ではありません…。
何が隠れているでしょう?
正解はまた次回の更新で!

2011年7月8日金曜日

【登山道&自然情報】寄~雨山峠 その1 7月8日

本日のコースは寄~雨山峠です。
丹沢もジメジメ暑い季節がやってきましたが、
雨山峠は風が抜けて少し肌寒いくらいでした。

このコースは沢沿いや沢の中を歩きます。
悪天候など増水時には大変危険です。
平地ではお天気でも山の上の天気は違うことが
ありますので、山の上の天気をしっかり確認してから
利用して欲しいコースです。

◆崩落した斜面にかかる木橋
このような地形が多いルートです。
木橋がかかっていないところはたくさんありますので
十分に注意して通行してください。

◆沢の中を歩く登山道
沢を楽しむには気持ちの良いコースですが、
この場所で沢が増水して…
考えるだけでも恐ろしいですね…。

花の季節を終えた植物たちが
どんどん実をつけ始めています。

◆サルナシ
秋までじっくり時間をかけて熟し、
ツキノワグマやニホンザルなど、
いろいろな野生動物の食料になります。

◆サルトリイバラ
可愛い実をたくさんつけていました。
◆ハナイカダ
葉の上にちょこんと乗ったのが実です。
もちろん花はここに咲きます。

【登山道&自然情報】寄~雨山峠 その2 7月8日

この季節ならではの
やさしい雰囲気の花が咲いていました。

◆イワタバコ
沢沿いを彩るイワタバコが咲き始めました。

◆ヤマアジサイ
あまり数は多くありませんが、
ところどころで白い装飾花が目立ちました。

◆アカショウマ
たくさん見られました。
標高の低いところでは咲き終わりでした。
登山者にもあわず、とても静かな日でしたが、
野生動物の痕跡を目にしました。

◆タマゴタケ
いまにも絵本に出てきそうなタマゴタケ。
とても大きくカサを広げていました。

◆誰だ?!
帰りに同じところを通ると、
タマゴタケの様子が変わっていました。
おそらく野生動物が食べたというか味見をしたのか、
中途半端に欠けていました。

昨年も同じようなことがありました。
タマゴタケもやはり野生動物の大切な食料の
一つなんだなぁ…と感じました。

2011年7月2日土曜日

ビジターセンター周辺 7月2日

久しぶりに自然観察の森へ行って来ました。
自然観察の森はビジターセンターのある
県立秦野戸川公園内の施設です。
太陽ギラギラの日でしたが、雑木林の中に入ると
涼しくて心地良かったです。

◆ホタルブクロ
「子どもが蛍を花の中に入れたから…」
とある図鑑に書いてあります。
ちょっと入れてみたい…。
昔はホタルがそれほど身近な生きものだったんですね。

◆ネジバナ
こちらは公園内のあちらこちらで咲いています。

◆ベニシジミ
ハルジオンにとまっていました。

チョウ類が目立つ季節になりました。
園内散策だけでもとても楽しいです。
ぜひ、散策の後はビジターセンターへ!