登山者(休日のスタッフ)からの自然情報です。
梅雨の晴れ間に塩水橋から丹沢山へ所用で行ってきました。
エゾハルゼミの大合唱と霧のブナ林を楽しめる季節です。
今年はオオバイケソウが当たり年のようで、
たくさん開花したオオバイケイソウが見られました。
◆ブナ林の林床に咲いていたオオバイケソウ
丹沢山(天王寺尾根側)ではシモツケが咲き始めました。
◆ガレ場に咲いていたシモツケ
この季節の山頂直下のブナ林は、鬱蒼として迫力があります。
林床には大きくなったマルバダケブキの葉が。
夏になると黄色の花が一面に咲きます。
◆ブナ林の様子
ブナの木に巻いてあるのは、ブナの葉を食べるブナハバチの幼虫から
ブナを守るため、幼虫を捕獲するための粘着テープだそう。
ブナハバチの幼虫以外に、野鳥の羽根や他のたくさんの虫たちが・・・。
ちょっと悲しい光景でした。
◆ヤマオダマキ
山頂付近で咲き始めていました。
◆ヒコサンヒメシャラ
白い花をたくさんつけていました。
足元に落ちている花で開花に気づくことが多いです。
落ちていたらぜひ木を見上げて花を探してみてください。
※県道70号線(秦野清川線)は道路崩落により一部通行止めです。
宮ヶ瀬方面から塩水橋へは行けませんのでご注意ください。
国道246号線の名古木から唐沢キャンプ場までは行くことができます。
復旧にはしばらく時間がかかりそうです。