2024年8月7日水曜日

【登山・自然情報】三ノ塔 8月6日

三ノ塔に情報収集に行って来ました。 
午後からの雷雨が心配だったので、短めのコースにしました。

コース:牛首~三ノ塔尾根~三ノ塔(標高1204.7メートル) 往復

◆三ノ塔山頂
 牛首付近から山頂にかけて、朝から雲の中でした。

◆牛首
 萩山林道・表丹沢林道(ゲートあり)・三ノ塔尾根の登山口の分岐です。

◆三ノ塔尾根は、スギやヒノキの植林地を通ります。
 林業用の作業道がいくつも交差しています。

◆登山道が荒れている箇所があります。

◆丸太階段や木の根がハードル化している箇所もあります。

◆傾斜が緩やかなヒノキ林が現れたら、そろそろ山頂です。

◆表尾根線との分岐

◆山頂を通り過ぎ、三ノ塔北側のお地蔵様まで足をのばしました。

◆雲の切れ間から表尾根が少し顔を出しました。
 
◆烏尾山
 あっという間に雲で隠れてしまいました。

◆下りでは、迷いやすい箇所にご注意ください。

◆注意看板やテープなどで道迷いを防止しています。

・・・観察した生きもの・・・
◆アキノタムラソウ
 ナツノタムラソウとの違いは雄しべが花から突き出ないことです。

◆ヒメヤブラン
 細長い葉に紛れるように花を咲かせます。

◆シロバナイナモリソウ
 木陰に純白の花が目をひきます。

◆タテヤマギク
 花はまばらにつきます。

◆コフウロ
 ゲンノショウコに似ていますが、葉っぱの切れ込みが深いです。

◆ヤハズハハコ
 岩がちなところに生えています。

◆クロテンコオトギリ
 ヤハズハハコと似た環境で見かけます。
 葉に黒い点々があります。

◆メスアカフキバッタ(旧名 タンザワフキバッタ)

◆ヤマトシジミ
 翅の裏面を見ることが多いですが、珍しく翅を開いてとまっていました。

◆ホオジロ
 霧の中、よく響くさえずりを頼りに探したところ枝先にいました。

昼過ぎに下山中、雷鳴がとどろき、ポツポツと雨が降ってきました。
雨雲の本体から逸れましたが、中心部は強い雨が降ったようです。
今後も天気が崩れやすい日が続きそうですので、ご注意ください。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
8月6日 曇り一時雨
8時40分の気温28.5度

◆◆◆三ノ塔(標高1204.7メートル)◆◆◆
8月6日 曇り
12時頃の気温 23度(携帯温度計より)
※丹沢山の最高気温は28度だったようです。

2024年8月1日木曜日

【登山・自然情報】鍋割山 7月31日

真夏の鍋割山へ行って来ました。

コース:二俣~後沢乗越~鍋割山(標高1272.4メートル) 往復

朝から31.2度(8時40分 大倉)。
午前中は陽射しがあり、夏の暑さ厳しい日となりました。
◆二俣からしばらくは、林道歩き。沢を渡る箇所もあります。

◆後沢乗越から鍋割山への途中
 陽射しは木々が遮ってくれましたが、
 この日は風がほとんど感じられず、時々休憩しながらの登山です。

咲いていた花が、暑さの中でも目を楽しませてくれます。
◆タニタデ
 足元に咲いている小さな花です。

◆タテヤマギク
 咲き始めていました。

◆リョウブ
 標高1150メートル前後で咲いていました。

◆タンザワイケマ

虫たちも見られました。
◆ムネアカクシヒゲムシ
 オスの触覚はとっても立派です。

◆アサギマダラ
 暑いからなのか、じっとしていました。

◆鍋割山山頂
 雲が多くなってきていました。
 11時の気温は24.6度(丹沢山地 大気・気象観測システム)でした。

鍋割山山頂から少し鍋割山稜へ足を向けると
◆鮮やかな黄色の花、マルバダケブキが咲いていました。

◆マルバダケブキにはミヤマカラスアゲハとオナガアゲハが来ていました。

◆蛭ヶ岳(左)から丹沢山への稜線も眺められました。

夏の暑い日が続いています。天候も不安定なことが多く、急に雨が降ることも。
事前に天気予報を確認するとともに、当日の空模様にもご注意ください。
また、暑さで予想以上に時間がかかる場合もあります。
熱中症予防、ゆとりある山行計画で、安全登山をお願いいたします。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
7月31日 晴れ
8時40分の気温 31.2度

2024年7月29日月曜日

【自然情報】大倉~雑事場ノ平 7月29日

 山麓しらべで大倉尾根の雑事場ノ平まで行って来ました。

◆丹沢ベースからの眺め
大倉尾根を登り始め、最初に景色が開ける場所です。
朝から気温34度!下から吹き上げる風は熱風でした!

◆登山道上の倒木
大きな倒木がありますが、またいで行けます。
※7月31日に倒木は除去されました。

◆木々に覆われた登山道
木陰は少し暑さが和らぎます。

◆大倉高原テントサイトからの景色
見晴らし良い場所ですが、今日は霞んでいました。

◆大倉高原テントサイト水場
お水はたくさん出ていました。

・・・観察した生きもの・・・

◆キツネノカミソリ
咲き始めましたが、まだ一輪のみでした。
これから見頃です。

◆タマアジサイ
観音茶屋前では数個まるい蕾が開いていました。

◆ダイコンソウ

◆キバナガンクビソウ

◆ミズキ実
色づき始めています。

◆ホウキタケの仲間

◆ヨツスジハナカミキリ


◆アカハナカミキリ

◆オオヨツスジハナカミキリ

◆アオオサムシ
何かをくわえて走って逃げて行きました。

◆サカハチチョウ(裏)
翅を閉じた姿。

◆サカハチチョウ(表・夏型)
翅を開くとまた違うオシャレな模様です!

今日は汗が滝のように出ました。
大倉尾根に入ってしまえば、木陰の多いコースですが
雑事場ノ平までは、水分補給をしながらゆっくり登りました。
熱中症対策を万全に、無理のない登山計画をお願いします。

【その他観察した生きもの】
《植物》 
 花 アキノタムラソウ、ハエドクソウ、キンミズヒキ、  
   カラスウリ、ヘクソカズラ、シオデ、ヒメガンクビソウ など
 蕾 サネカズラ、ウバユリ、キッコウハグマ、ノブドウ など
 実 ガマズミ、ホタルブクロ、キブシ、アブラチャン、ミツバ、
   ミミガタテンナンショウ、フタリシズカ、オオバチドメ、
   オオバギボウシ、ムラサキシキブ など
《野鳥》
   トビ、アカゲラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヒガラ、ホオジロ、
   ノスリ、キクイタダキ、コジュケイ など
《その他》 
   ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、
   アオスジアゲハ、クロヒカゲ、コミスジ、ムラサキシジミ、  
   アカボシゴマダラ、タマヤスデ、ヨツボシケシキスイ、
         ヨツボシオオキスイ、カタシロゴマフカミキリ、クロカナブン、
   アカハナカミキリ、トゲグモ、オナガグモ、ヒガシニホントカゲ など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
7月29日 晴れ
8時40分の気温 34度