【登山・自然情報】行者ヶ岳・烏尾山 5月7日

表尾根のツツジ類の開花状況確認に、
政次郎ノ頭から烏尾山へ情報収集に行ってきました。

コース：政次郎尾根～政次郎ノ頭（標高1209メートル）～行者ヶ岳～烏尾山
※政次郎尾根は、国有林の作業路を利用させていただいている経路です。

今のところ、ツツジの開花は昨年より少し遅めのようです。

これからの開花が楽しみですね。

◆トウゴクミツバツツジ

　標高1050メートル付近から標高1200メートル付近で蕾から咲き始め

◆トウゴクミツバツツジの蕾

　ちなみに、本種より標高が低めで花期が早いミツバツツジは、

　ほぼ咲き終わりでした。

◆シロヤシオ

　標高1100メートル付近から標高1200メートル付近でほぼ蕾

　写真は、咲きはじめを確認出来たひと株です。

◆シロヤシオの蕾

　花付きは、良い株と全くついてない株がありました。

その他の花もよく見ると咲いています。

◆クロモジ

　3月に山麓で咲き始め、5月に入り稜線で見頃をむかえたようです。

◆モトゲイタヤ

　カエデの仲間です。

◆ツクバネソウ

　数個体が咲き始めていました。

山では、野鳥たちもまだ恋の季節です。

◆クロツグミ（夏鳥）

　山の中腹でさえずっていました。

◆センダイムシクイ（夏鳥）

　「チチョ チチョ ビィ♪」というようなさえずりです。

　近くでエゾムシクイもさえずっていました。

◆ヒガラ（留鳥）

　口に幼虫をくわえています。

　2羽が行動をともにしていたので、プレゼントでしょうか？

登山道の様子は…

◆政次郎尾根に行くには、沢を渡渉します。

　前日の雨で水量は多めでした。

◆政次郎尾根の登り口

◆政次郎尾根の登山道

　昨年、表丹沢登山活性化協議会と国有林管理者が補修に関する協定を締結。

　補修作業をしてくださり、以前よりも歩きやすくなりました。
　とは言え、引き続き通行の際にはご注意ください。

◆表尾根への合流点

◆政次郎ノ頭から行者ヶ岳への道

◆振り返って撮影

　年々、登山道の浸食が進んでいます。

　足場が少なくなっていますので、注意して通行してください。

◆大山方面をのぞむ

　新緑が駆け上がっています。

◆行者ヶ岳手前の鎖場

　表尾根で一番長い鎖場です。

　通過に時間がかかるので、渋滞することもあります。

　譲り合いながら、かつ慎重に通行してください。

◆行者ヶ岳

◆岩がちなところや赤土で滑りやすいところがあります。

◆路肩に穴があいているところも何ヶ所かありますので、ご注意ください。

◆烏尾山から振り返って表尾根と塔ノ岳をのぞむ

　新緑前線、上昇中です。

◆烏尾山から相模湾方面をのぞむ

　晴れていると伊豆諸島ものぞめます。

この日は、霧が出たり、晴れたり、曇ったり、忙しいお天気でした。

太陽が顔を出すと暑く感じましたが、曇っていると肌寒かったです。

汗をかいてもすぐ乾く速乾性の衣類と、脱ぎ着がしやすい服装で登山をお楽しみください。

◆◆◆大倉（標高290メートル）◆◆◆

5月7日　曇り 時々 晴れ

8時40分の気温17.9度