2024年1月30日火曜日

【行事 】「自然にやさしい山歩き」 1月28日

「NPO法人 みろく山の会」さんにご協力頂き、
自然教室「自然にやさしい山歩き ~登山道補修の現場を行く~」を開催しました!

◆みろく山の会は、神奈川県と協定を結び大倉尾根の天神尾根分岐まで、
 登山道の維持・管理・補修を行っています。

◆今回は、丹沢ベース下で登山道補修をしている現場を見学させて頂きました。
 もともと石畳が連続していた箇所に丸太を設置し、
 石を平らに敷き詰めて土をかぶせるという、とても大変な作業です。

◆次に、水切りの役割などについてお話頂きました。
 水切りは、雨水を登山道外に逃がして土壌侵食を防ぐ役割があります。

◆水を流して水切りの効果を確かめます。

◆水切りに石や落ち葉がたまると効果が弱まります。
 一ヶ所に一つ設置されている木製シャベルでかき出します。

みろく山の会さんとは別れて・・・
◆登山道が浸食している様子を過去の写真と比較します。

◆昼食場所の大倉高原テントサイトから景色を眺めます。

◆テントサイトには環境配慮型山岳公衆トイレも設置されています。
 紙は便器に入れずに持参したゴミ袋に入れてお持ち帰りをお願いします。
 トイレを維持するための協力金100円もご協力をお願いします。

◆雑事場ノ平に設置されている解説看板。
 右はビジターセンターが季節に応じて更新しています。
 左には「登山者と力を合わせて、山を守っています」という看板があります。

◆登山者と力を合わせた成果の一つが裸地への植樹です。
 写真は花立山荘下の階段です。
 現在は、階段に迫る勢いで植樹した木が生長しています。

◆その後、見晴茶屋の上から通称モミジ坂まで登り、
 広がった登山道に緑を戻す仕組みや
 木道など自然にやさしい登山道を歩いて確かめました。

帰り道・・・
◆みろく山の会が補修した後の登山道を通りました。
 「歩きやすい!」と参加者から感激の声が上がりました。

自然にやさしい山歩きは、一人一人がちょっと意識すればできる行動です。
是非、今後も丹沢の山を楽しみながら意識して頂ければと思います。

参加された皆さま、そしてご協力いただいた みろく山の会の皆さま、
ありがとうございました!

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
1月28日 曇り
8時40分の気温 5.7度