2015年4月10日金曜日

【自然情報】大倉尾根 4月9日

続いて大倉尾根の自然情報をお伝えします。

雪と霧氷を楽しみつつ、春を探すことが出来ました。


◆マメザクラ
 標高1000メートルより下で開花していました。

◆キブシ
 山麓ではもう終わりですが、標高800メートル付近から
 1000メートルでまだ咲いていました。

◆ナツトウダイ
 「ナツ」と名につきますが、春に花が咲きます。
 蕾は隠れるようについています。

◆クロモジの蕾
 クロモジは葉が先に開いてから花が咲きます。

◆花開いたクロモジ

登山口から観音茶屋付近にかけては草本のお花が次々と
開花していました。

◆ナガバノスミレサイシン
 見頃は過ぎていましたが、たくさん咲いていました。

◆ヒトリシズカ
 山頂でもお会いした登山者が「咲いているよ」
 と教えてくれました。

◆セントウソウ
 春に咲くセリ科の植物です。

◆ヤマルリソウ
 3月頃から咲き出しますが、まだ蕾もありました。
 もうしばらく楽しめるでしょうか。

◆ジロボウエンゴサク
 数は少なかったですが、
 ピンク色の可憐な花が自己主張していました。

その他観察した生き物
【花】アセビ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、ミミガタテンナンショウ、
   タチツボスミレ、ケマルバスミレ、ヒメウズ、ムラサキケマン、
   カキドオシ、クサイチゴ、モモジイチゴ など
【野鳥】ミソサザイ、ルリビタキ、シジュウカラ、ヒガラ、
    キクイタダキ、ホオジロ、カシラダカ など

9日に野鳥観察にいらした方の情報によりますと、
ツグミ、アオジ、カシラダカ、ウソなどの
冬鳥がまだいるのを確認出来たそうです。
一方、夏鳥のセンダイムシクイの鳴き声を確認したとのこと!
スタッフは戸沢でクロツグミの鳴き声を確認しました!
両方とも昨年より10日ほど早い確認です。
暖かった3月中にぐんぐん北上して来たのでしょうか?

今後も生き物の動きに目が離せません!