植物調査のお手伝い(プライベート)で丹沢山から蛭ヶ岳周辺へ行って来ました。
26日は雨上がり、27日と28日は霧の中での調査でしたが、雨に降られずにすみました。
8月とは思えない涼しさ、28日5時の蛭ヶ岳山頂の気温は13度でした。
コース:堂平~丹沢山~蛭ヶ岳
◆アズマヒキガエル
雨上がりに時々出会います。
登山道脇の草むらでじっとしていました。
◆咲きはじめたテンニンソウ
堂平の登山道脇や主稜線の柵内に群落があります。
マルハナバチの仲間が盛んに吸蜜していまいた。
◆ガレ場に咲くフジアザミ
これから見頃をむかえます。
◆実がついたミヤマタタタビ
マタタビよりも標高の高いところに生育します。
◆丹沢山まであと一息
美しいブナ林が広がります。
しかし・・・
◆ブナハバチの影響で二度芽吹きしたブナ
丹沢山から蛭ヶ岳にかけて十数本見かけました。
特に丹沢山周辺で多かったです。
5~6月頃に幼虫がブナの新葉を食べ、
光合成が出来なくなったブナは夏に二度目の葉を広げます。
8月下旬なのに若葉なのはその為です。
◆ブナハバチに食べられた葉と二度芽吹きした葉(左上)
二度芽吹きには多大なエネルギーを消費します。
丹沢でのブナ衰退の大きな要因の一つになっています。
◆ブナの実
未来に託して、育ってくれるといいですね。
◆蛭ヶ岳山頂から見た日の出(8月27日)
標高1000メートルより下は雲海に覆われていました。
◆朝日を浴びた蛭ヶ岳山頂
日中は雲が上がってきて、山頂も霧に包まれました。
活動時に雨に降られずに済みましたが・・・
◆丹沢山から堂平に向けて下山していると、
倒木が登山道をえぐっていました。
通行に支障はありませせんが、
地盤が緩んでいるようですのでご注意ください。
秋の花が登山道を彩る季節、丹沢に是非お越しください。
天気予報を確認して、安全で実りある登山をお楽しみください。