東日本大震災から1ヶ月が経ち、大倉登山口に設置されていた
登山自粛の看板も取り外され、自粛から注意喚起に変わりました。
ビジターセンターでも余震が続いているため自粛をしていましたが
そろそろ山の看板も春バージョンへ更新の季節です。
登山道の様子も確認しがてら、久しぶりに自然情報収集へ
行ってまいりました。
【本日のコース】
菩提峠⇔ニノ塔⇔三ノ塔⇔烏尾山⇔行者ヶ岳(クサリ場まで)
昨日の朝、雪をかぶっていましたので多少の積雪は日陰で
見られましたが、登山道に積雪はありません。
ぬかるみも思っていたほどありませんでした。
◆ケマルバスミレ
菩提峠周辺ではいくつか花を見ることができました。
スミレはタチツボスミレ、ケマルバスミレが見られました。
どっちがどっち??
似ているようで実は違う植物です。
上の写真①はアブラチャン、
下の写真②はダンコウバイです。
アブラチャンは枝と花の間に柄があります。
ダンコウバイはありません。
よ~く見比べてみてください。
◆冬を越したヒオドシチョウ
オレンジ色の鮮やかなヒオドシチョウが
行者ヶ岳山頂の石の上にとまっていました。
成虫のまま寒い冬を越すヒオドシチョウのはねは
ボロボロになっていました。
春の陽だまりの中、とても気持ちよさそうでした。
◆満開のアセビ
稜線の木々はまだ芽吹いていません。
そんな中、一際目立っているのが常緑樹のアセビの濃い緑色です。
表尾根の稜線部にはたくさんのアセビが見られます。
ニホンジカが好まないので、食べられずに元気なのでしょうか。