2011年4月13日水曜日

山看板替え ”生きもの編” 4月13日

東日本大震災から1ヶ月が経ち、大倉登山口に設置されていた
登山自粛の看板も取り外され、自粛から注意喚起に変わりました。

ビジターセンターでも余震が続いているため自粛をしていましたが
そろそろ山の看板も春バージョンへ更新の季節です。
登山道の様子も確認しがてら、久しぶりに自然情報収集へ
行ってまいりました。

【本日のコース】
菩提峠⇔ニノ塔⇔三ノ塔⇔烏尾山⇔行者ヶ岳(クサリ場まで)

昨日の朝、雪をかぶっていましたので多少の積雪は日陰で
見られましたが、登山道に積雪はありません。
ぬかるみも思っていたほどありませんでした。

◆ケマルバスミレ
菩提峠周辺ではいくつか花を見ることができました。
スミレはタチツボスミレ、ケマルバスミレが見られました。

どっちがどっち??
似ているようで実は違う植物です。



 上の写真①はアブラチャン、
下の写真②はダンコウバイです。

アブラチャンは枝と花の間に柄があります。
ダンコウバイはありません。
よ~く見比べてみてください。

◆冬を越したヒオドシチョウ
オレンジ色の鮮やかなヒオドシチョウが
行者ヶ岳山頂の石の上にとまっていました。
成虫のまま寒い冬を越すヒオドシチョウのはねは
ボロボロになっていました。
春の陽だまりの中、とても気持ちよさそうでした。

◆満開のアセビ
稜線の木々はまだ芽吹いていません。
そんな中、一際目立っているのが常緑樹のアセビの濃い緑色です。
表尾根の稜線部にはたくさんのアセビが見られます。
ニホンジカが好まないので、食べられずに元気なのでしょうか。