2025年2月28日金曜日

【自然情報】大倉~竜神の泉 2月28日

山麓しらべで秦野市道52号線(通称:戸川林道)にある
竜神の泉まで行って来ました。
大倉周辺の暖かさとは打って変わって、
戸川林道の空気はひんやりしていました。

◆戸川林道の様子
雨の後に大きな水たまりができる場所は、雨の少なさと
土嚢の効果もあるようで乾いていました。


◆竜神の泉周辺の様子
水が流れ出ている場所も今日は流れていませんでした。
乾燥しているのがよくわかります。

◆林道から見える山並み
葉が落ちた季節は表尾根がよく見えます。
右端に烏尾山が見えます。

◆竜神の泉
泉の水はしっかり出ていました。

◆ヤマハンノキ
垂れ下がった雄花が目立ちます。
雌花は赤くて小さいです。見かけたらよく観察してみてください。

◆オニシバリ

◆ヤブツバキ

◆フサザクラ
つややかな蕾が大きく膨らんできました。

◆テイカカズラの種
コケの絨毯の上に落ちていました。

◆テングチョウ
日当たりの良い場所でテングチョウが見られました。

◆アオジ
地面で何かをついばんでいましたが驚いて木の上へ。

帰りには暖かくなるかと期待しましたが、
さらに寒くなったように感じました。
まだまだ油断せず、手袋や帽子など忘れずにお出かけください。

【その他観察した生きもの】
《植物》
 花 ハコベの仲間、タネツケバナ など
 蕾 ツノハシバミ、オオバヤシャブシ など

《野鳥》
   ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、エナガ、ホオジロ、
   メジロ、コゲラ、ヤマガラ、ミソサザイ、ヒヨドリ、
   ハシボソガラス、ハシブトガラス、トビ、ノスリ、
   ガビチョウ など

《その他》 
   ハチノスタケ など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月28日 晴れ
8時40分の気温8.6度

2025年2月27日木曜日

【登山・自然情報】大山 2月26日

23日に雪が積もりましたが、春の陽気に包まれ
一気に雪解けが進んだ大山に情報収集に行って来ました。

コース:ヤビツ峠~大山(1252メートル)~雷ノ峰尾根~見晴台~九十九曲~日向

◆25丁目手前から見た丹沢の山々と富士山

◆ヤビツ峠の登山口
 ヤビツ峠行きのバスは蓑毛までの折り返し運行になっていました。
 27日12時に県道70号線のチェーン規制は解除されました。
 バスのご利用をご検討の方は最新の情報をご確認ください。
 神奈川中央交通ホームページ

◆イタツミ尾根から見える大山
 登山道上の雪は、日陰にまだらに残る程度でした。

◆イタツミ尾根の登山道上に一番雪が残っていた箇所。
 
◆ツノハシバミの蕾
 3~4月頃に開花します。もうそろそろ開くでしょうか?

◆大山山頂の奥社

◆大山山頂の公衆トイレ
 26日現在、凍結防止のため使用できませんでした。

◆大山山頂北側
 山頂周辺は、日陰に雪が残っていましたが、
 陽があたるところは溶けてぬかるみが激しい場所もありました。

◆カケス
 山頂周辺にいました。
 登山者が通り過ぎても、私たちが写真を撮っていても、
 しばらくジッとしてくれていました。

◆見晴台方面に下山します。

◆ニホンジカの幼獣
 こちらもそれほど登山者のことを気にせず草をはんでいました。

◆シキミの蕾
 咲き始めてもいい時期ですが、これまでの寒さで開花が遅れているようです。

◆見晴台から見た大山

◆ぬかるみが増える季節ですが、
 土壌や植生を守るために登山道を歩いてください。

◆九十九曲方向に下山します。
 勝五郎地蔵が目印です。

◆カントウカンアオイ
 10~11月に開花し、越冬して果実になるそうです。
 ということは、これは果実でしょうか。

◆日向林道を横断します。

◆つづら折りの道の先に建物(旧伊勢原市日向ふれあい学習センター)が見えてきたら、
 そろそろ下山口です。

◆日向の登山口を振り返って撮影

三寒四温で天候の変化が激しい時期です。
しばらくはチェーンスパイクなどの滑り止めを携行しましょう。

◆◆◆大山(標高1252メートル)◆◆◆
2月26日 晴れ
12時の気温 5度

2025年2月22日土曜日

【行事】冬の野鳥観察会 2月22日

 秦野戸川公園・秦野ビジターセンター合同イベントで
「冬の野鳥観察会」を行いました。

朝は青空が見えていましたが、11時過ぎからがにわか雪がちらつきました。
冬は木々の葉が落ちているので鳥が見つけやすいです。
ゆっくり歩きながら、秦野戸川公園内を歩きました。

◆双眼鏡の使い方や鳥の見つけ方のレクチャーをしてスタートです。

◆さっそく上空を舞うノスリが見られました。

◆イロハモミジにかけたメジロの巣などを観察。

◆双眼鏡や望遠鏡で枝にとまるカシラダカをじっくり見ることができました。

◆カシラダカ

◆水無川で歩きながらエサを探すセグロセキレイ

◆最後はお茶室でお茶を飲みながら、本日のおさらいとお話をして解散しました。

雪が舞う寒さの中、ご参加頂きありがとうございました。

【確認出来た野鳥】声のみ含む
スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キジバト、
メジロ、シジュウカラ、トビ、ノスリ、ホオジロ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、
キセキレイ、ダイサギ、ジョウビタキ、カシラダカ、アオジ  18種

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月22日 曇り
13時30分の気温 5.1度

【行事】企画展「丹沢 みどころ紹介~スタッフ山行の記録から~」 2月22日

企画展「丹沢 みどころ紹介~スタッフ山行の記録から~」
が今日から始まりました。



開催期間:2月22日(土曜日)~6月1日(日曜日)
開館時間:9時~16時30分
開館中はいつでもご覧いただけます。



スタッフが山行で出会った動植物、登山道の様子や景色など
丹沢の四季折々の姿を紹介しています。

ご来館お待ちしております。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月22日 天気 晴れ
8時40分の気温 4.2度

2025年2月21日金曜日

【野鳥情報】宮ケ瀬湖周辺 2月19日

宮ヶ瀬湖周辺へ野鳥観察に行かれた方から情報を頂きました。
ありがとうございます。

◆ルリビタキ(オス)

◆マミチャジナイ

◆ベニマシコ(オス)

鳥:ハクセキレイ、ヒヨドリ、トビ、ハシブトガラス、エナガ、シジュウカラ、
  キジバト、ダイサギ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カワウ、アオサギ、ベニマシコ、
  アカハラ、カルガモ、カンムリカイツブリ、コゲラ、マガモ、カイツブリ など

◆◆◆宮ヶ瀬湖(標高約300メートル)◆◆◆
2月19日 晴れ
8時15分から~13時頃の気温 2~10度

2025年2月11日火曜日

【登山・自然情報】塔ノ岳 2月10日

雪の残る塔ノ岳へ情報収集に行ってきました。

コース:大倉尾根~塔ノ岳(標高1491メートル)~鍋割山稜~小丸尾根

◆雪の残る鍋割山稜大丸への登り
 2月上旬に降った雪が残っていました。
 吹き溜まりの深いところで、積雪15センチほどでした。

◆標高1000メートルを越えると登山道脇の日陰などに残る雪が目立ってきました。

◆花立山荘直下の階段から
 秦野市街や相模湾などが見渡せます。
 日当たりのよい大倉尾根では、
 花立山荘までの登山道上には、ほぼ雪は残っていませんでした。

◆メギの実

◆花立を過ぎると登山道上にも雪がある箇所が出てきました。

◆塔ノ岳山頂

塔ノ岳山頂からの眺めは抜群!
◆富士山方面
 北岳や農鳥岳、甲斐駒ヶ岳などアルプスの山々が綺麗に見えました。

◆大山方面
 表尾根は、南斜面と北斜面の雪の残り方の違いがよくわかります。

◆丹沢山方面から尊仏山荘
 塔ノ岳から丹沢山方面の登山道を少し覗いてみましたが、
 北斜面のため、登山道上にも雪が多めに残っていました。

金冷シまで戻り、鍋割山稜に入ります。
◆鍋割山稜の様子
 登山道上は雪が覆っていたり、凍っている箇所がありました。
 日当たりのよい箇所では、ぬかるみになっているところも…。

◆鍋割山稜途中から秦野戸川公園を探してみました。
 秦野ビジターセンターのある建物も見えています。

◆ブナの実
 足元にたくさん落ちている箇所がありました。
 豊作だった木々もあるようですね。

◆雪の上に残っていたウサギの足跡

小丸尾根分岐から小丸尾根へ
※小丸尾根は、国有林の作業道を利用させていただいている道です。
 上部は道標などもありません。
◆下りはじめは、雪解けもあるのか、
 ぬかるみが酷く、滑りやすい状態でした。

◆二俣を目指して小丸尾根を下山。
 複線化や落ち葉、踏み跡が薄いなど、道がわかりにくい箇所などもあります。
 不安な方は、通ったことのある方と一緒に行くか、別ルートをお勧めします。

少ないながらも鳥たちにも出会えました。
◆ツグミ
 数羽の群れで、ツルウメモドキの実を食べていたようです。

◆ルリビタキ

◆コガラ
 ノイバラの仲間の実をつついていました。

小さな春の訪れも…
◆ヤマネコノメソウ
 1月末に通った時には蕾でしたが、咲き始めていました。

◆数輪咲いていたアセビ
 標高750メートルくらいで見つけました!

気温などによって、
雪、凍結、ぬかるみなど、足元の状況の変化の激しい時期です。
滑り止めだけでなく、泥除けのスパッツなどもあると良さそうです。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月10日 晴れ
8時40分の気温 5.1度

◆◆◆塔ノ岳(標高1491メートル)◆◆◆
2月10日 晴れ
12時20分頃の気温 約5度