2024年2月28日水曜日

【自然情報】大倉~見晴茶屋 2月28日

山麓しらべで大倉尾根にある見晴茶屋まで行って来ました。
青空が広がり日差しの温もりを感じました。

早春の花が咲き始めました。
◆ダンコウバイ
 小さな花がまとまって咲きます。

◆ツノハシバミ
 雄花の花穂は垂れ下がり、雌花はイソギンチャクのような赤い花を付けます。

◆セントウソウ
 小さな白い花です。

◆ヤマルリソウ
 日当たりの良い斜面で咲いていました。

◆タチツボスミレ

◆モミジイチゴ
 一輪、開きかけていました。

◆オニシバリは見頃です。

◆斜面にキツネノカミソリの葉が茂っていました。
 花が咲くころは葉が枯れてなくなります。花期8月~9月

◆丹沢ベースからの眺め
 右から、二ノ塔、三ノ塔、烏尾山、行者ヶ岳が望めます。
 山頂や表尾根沿いの雪が見えました。

◆観音茶屋を過ぎ大倉高原テントサイトへ向かう登山道からは富士山がチラッと見えます。

◆大倉高原テントサイト

◆見晴茶屋

◆登山道の様子。
 ぬかるんでいる所があります。足元に注意して下さい。

その他観察したもの
《植物》 
 花 ウグイスカグラ など
 実 タイアザミ、コウヤボウキ、サネカズラ、カシワバハグマ、   
   サラシナショウマ など  
 蕾 クロモジ、アブラチャン、ミヤマシキミ、キブシ、ヒメウズ、
   アセビ など

《野鳥》
  アオジ、コゲラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、エナガ、ヤマガラ、
  シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、
  ノスリ、イカル、リュウキュウサンショウクイ など

《その他》 
  ヒトクチタケ、シイタケ、コアカミゴケ、ハナアブの仲間 など

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月28日 晴れ
8時40分の気温 6.4度

【野鳥情報】宮ヶ瀬湖周辺 2月27日

宮ヶ瀬湖周辺で野鳥観察をされた方から情報を頂きました。
ありがとうございます!

◆ベニマシコ

鳥:ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、カワウ、ヒヨドリ、トビ、エナガ、
  ウソ、シジュウカラ、コゲラ、キジバト、アトリ、ベニマシコ、カワラヒワ、
  カンムリカイツブリ、メジロ、ハシブトガラス

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月27日 晴れ
8時40分の気温7.0度

2024年2月26日月曜日

【積雪・自然情報】塔ノ岳・丹沢山と大倉周辺 2月26日

25日に降った雪で、朝には雪をかぶった美しい丹沢の山並みが見られました。
山小屋さんのホームページによる積雪情報です。

◆塔ノ岳(尊仏山荘)…2月26日 朝8時 15~25センチ
◆丹沢山(みやま山荘)…2月25日 積雪20センチ

◆大倉周辺から見た表尾根の様子

◆表尾根の様子

◆大山山頂の様子

◆正面から見たモズ(オス)

◆畑をのぞき込む様子

◆アオジ

◆ナミテントウ
秦野ビジターセンターが入っている建物の2階の部屋の隅で
集団になって冬を越していたナミテントウ。
室内が暖かくなると散らばって飛び回っていました。

大倉周辺では、冬鳥のツグミやアオジ、ジョウビタキの姿が見られ、
ヒバリやキジのさえずりが確認できました。

山麓は春でも山の上はしばらく雪が残ります。
登山をされる方は、スパッツなどの泥除け、
チェーンアイゼンなど装備を万全にしてお出かけください。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月26日 晴れ
8時40分の気温7.5度

2024年2月17日土曜日

【行事】企画展「丹沢 みどころ紹介~スタッフ山行の記録から~」 2月17日

企画展「丹沢 みどころ紹介~スタッフ山行の記録から~」
が今日から始まりました。


開催期間:2月17日(土曜日)~5月12日(日曜日)
開館時間:9時~16時30分
開館中はいつでもご覧いただけます。





スタッフが山行で出会った動植物、登山道の様子や景色など
丹沢の四季折々の姿を紹介しています。

ご来館お待ちしております。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月17日 天気 曇り
8時40分の気温 7.9度

2024年2月12日月曜日

【登山・自然情報】塔ノ岳 2月11日

冬でも登山者で賑わう塔ノ岳に行ってきました。

コース:戸沢出合~天神尾根~大倉尾根~塔ノ岳(標高1491メートル)
                       ~表尾根~政次郎尾根~戸沢出合
※天神尾根と政次郎尾根は、国有林の作業路を利用させていただいている経路です。

◆表尾根から見た塔ノ岳

◆天神尾根
 途中には道標がなく、分かりにくい箇所や荒れている箇所があります。
 通行には注意が必要です。慣れていない方にはお勧めしません。
 なお、天神尾根は標高1000メートルから登山道上にほぼ雪がありました。

大倉尾根と合流します。
◆天神尾根分岐
 この登りの前に滑り止めを付けている方が多いようでした。
 大倉尾根の登山道はしばらく雪と土のまだら状態です。

◆花立階段の手前
 融雪後に凍った路面がありました。

◆花立階段
 日陰の階段上には雪が残っていました。

◆花立階段上部から見下ろしたところ
 日当たりの良い階段の雪はとけています。

◆花立山荘前から見た富士山と鍋割山稜方面

◆花立ピークを過ぎると、登山道上には本格的に雪が残っていました。
 心なしか雪質もサラサラに変わったような気がします。

◆塔ノ岳山頂
 この写真では分かりませんが、
 山頂は大変多くの登山者で賑わっていました。
 山頂の積雪は積もっているところで約30センチ。

◆塔ノ岳山頂から見た丹沢主脈から丹沢主稜

◆塔ノ岳山頂から見た表尾根と大山

◆表尾根を少し下りて振り返って見たところ
 下り時は特に滑り止め必須です。

◆木ノ又大日方面に向かいます。
 標高1420メートル付近の深いところで1メートルの積雪がありました。

◆木ノ又小屋

一旦くだり、登って・・・
◆新大日

◆新大日小屋跡には園地整備のための資材が荷下ろしされていました。
 整備後が楽しみですね。

◆書策小屋跡

◆政次郎ノ頭付近から見た行者ヶ岳北西の鎖場

◆政次郎尾根に入ったところ
 トラバース道に雪が積もっていました。
 慣れない方にはお勧めしません。
 政次郎尾根は標高900メートル付近まで雪がありました。

今後は気温の上昇とともに融雪が進み、朝晩には凍結するなど、
雪の状態は刻刻と変化していくことが予想されます。
チェーンスパイクなどの滑り止め、ぬかるみ対策のためのスパッツ、
脱ぎ着がしやすい速乾性の服など、万全の対策をして登山をお楽しみください。

◆◆◆塔ノ岳(標高1490メートル)◆◆◆
2月11日 晴れ
10時10分の気温 0度

【野鳥情報】秦野ビジターセンター周辺 2月11日

秦野ビジターセンター周辺に野鳥観察に来られた方から情報を頂きました。
ありがとうございます!

◆ヤマガラ

◆イカル

鳥:ハクセキレイ、ツグミ、カケス、エナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、
  キジ、ノスリ、キジバト、メジロ、カシラダカ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、
  スズメ、ハシブトガラス、シロハラ、トビ、ジョウビタキ、イカル、
  アオジ、モズ、オオタカ、カワラヒワ、ヤマガラ、ムクドリ、
  声のみ:ウグイス、ヒガラ

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月11日 晴れ
8時40分の気温 7.7度

2024年2月10日土曜日

【登山・自然情報】鍋割山 2月9日

積雪後の鍋割山まで情報収集に行って来ました。
日当たりの良い南斜面を登るコースですが、どこから雪が現れるでしょうか?

コース:二俣~後沢乗越~鍋割山(1272.4メートル) 往復

◆鍋割山山頂

◆林道の途中から見える山並み

◆鍋割山も見えます。

◆標高770メートル付近から谷筋の日陰にまとまった雪が現れました。

◆後沢乗越(うしろざわのっこし)
 標高約800メートル。雪はほぼありません。

◆標高950メートル付近
 登山道上にほとんど雪はありませんでしたが、
 木々に吹き付けられた雪が残っていました。

◆標高1000メートル付近から登山道上に雪がありました。

◆まだらに地面が露出したところもあれば…

◆雪で覆われたところもありました。積雪は10~15センチ。
 吹き溜まりで30~40センチの積雪がありました。

◆鍋割山から見た相模湾

◆鍋割山山頂では20センチ程の積雪でした。
 鍋割山荘のご主人からの情報によりますと、
 7日に深いところでは80センチ程の積雪があったそうです。

鍋割山稜へ100メートル程、様子を見に行ってみました。
◆山荘のすぐ裏手は北斜面なので、たっぷり雪が残っていました。
 積雪は30~40センチ。吹き溜まりでは50センチ以上ありました。

◆降雪時は風が強かったので、積雪がほとんどないところもありました。

◆この辺りで折り返しました。

ここから見える景色が・・・
◆蛭ヶ岳を含む丹沢主脈&丹沢主稜線

◆望遠でとらえた蛭ヶ岳
 霧氷が出来ているのが確認できました。

鍋割山に戻り、元来た道を引き返します。
◆日差しを受けて融雪が進み、ぬかるんでいるところがありました。
 
動植物から春の気配も感じられました。
◆アセビ
 標高1200メートル付近までの間で数株開花していました。

◆ムカゴネコノメ
 林道の湿り気のあるところで咲き始めていました。

野鳥たちも賑やかでした。
◆ミソサザイ
 小さな体ながら大きな声で囀っていました。

◆コガラ
 エサを求めてせわしなく飛び交っていました。

◆カシラダカ
 こちらの声は控えめです。

◆アトリ
 樹にとまっているのを見ることが多いですが、
 地面に落ちた種をついばんているようでした。

今後の雪の状況は、日中はゆるんでシャーベット状になったり、
融雪後に凍ったりと様々なコンディションになると思われます。
チェーンスパイクなどの滑り止めと、
泥んこまみれになってもいいようにスパッツがあるといいでしょう。

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
2月9日 晴れ
8時40分の気温5.8度