2024年1月31日水曜日

【登山・自然情報】塔ノ岳・鍋割山稜 1月30日

塔ノ岳まで情報収集に行って来ました。
冬晴れの中、周辺の山々の景色を見渡すことが出来ました。

コース:大倉尾根~塔ノ岳(標高1491メートル)~鍋割山稜~小丸尾根
※小丸尾根は、国有林の作業路を使用させていただいている経路です。

◆塔ノ岳山頂からの景色

登山道の様子
◆花立山荘手前の階段

◆日影には霜柱が出来ていました。

◆花立山荘からの景色

◆花立の木道
 奥に見える山が塔ノ岳です。

◆塔ノ岳山頂

◆塔ノ岳山頂から鍋割山稜方面
 奥には富士山が見えます。

◆富士山

◆雪の付いた南アルプスの山々を望むことが出来ました。

◆塔ノ岳山頂から表尾根、大山方面の景色。

◆蛭ヶ岳

◆塔ノ岳山頂で少しだけ霧氷が付いていました。

◆鍋割山稜

◆鍋割山稜から見る表尾根、大山方面。
 青い屋根の建物は花立山荘です。

◆小丸尾根を下ります。
 国有林の作業路を使用させていただいている経路です。

観察できた花や生きもの
◆アトリ

◆ゴジュウカラ

◆アセビ
 花の時期にはまだ早いですが、日当たりの良い場所で咲いていました。

◆オニシバリ
 西山林道で咲き始めていました。

この時期は天気によって登山道の状況などが大きく変わります。
登山をされる方は事前に積雪状況や気温などを確認し、
必要な装備をもってお出かけ下さい。
登山道の状況等はビジターセンターに問合せ頂いて大丈夫です。
安全に冬の山歩きをお楽しみください。

◆◆◆塔ノ岳(標高1491メートル)◆◆◆
1月30日 晴れ
11時30分の気温 6度

2024年1月30日火曜日

【行事 】「自然にやさしい山歩き」 1月28日

「NPO法人 みろく山の会」さんにご協力頂き、
自然教室「自然にやさしい山歩き ~登山道補修の現場を行く~」を開催しました!

◆みろく山の会は、神奈川県と協定を結び大倉尾根の天神尾根分岐まで、
 登山道の維持・管理・補修を行っています。

◆今回は、丹沢ベース下で登山道補修をしている現場を見学させて頂きました。
 もともと石畳が連続していた箇所に丸太を設置し、
 石を平らに敷き詰めて土をかぶせるという、とても大変な作業です。

◆次に、水切りの役割などについてお話頂きました。
 水切りは、雨水を登山道外に逃がして土壌侵食を防ぐ役割があります。

◆水を流して水切りの効果を確かめます。

◆水切りに石や落ち葉がたまると効果が弱まります。
 一ヶ所に一つ設置されている木製シャベルでかき出します。

みろく山の会さんとは別れて・・・
◆登山道が浸食している様子を過去の写真と比較します。

◆昼食場所の大倉高原テントサイトから景色を眺めます。

◆テントサイトには環境配慮型山岳公衆トイレも設置されています。
 紙は便器に入れずに持参したゴミ袋に入れてお持ち帰りをお願いします。
 トイレを維持するための協力金100円もご協力をお願いします。

◆雑事場ノ平に設置されている解説看板。
 右はビジターセンターが季節に応じて更新しています。
 左には「登山者と力を合わせて、山を守っています」という看板があります。

◆登山者と力を合わせた成果の一つが裸地への植樹です。
 写真は花立山荘下の階段です。
 現在は、階段に迫る勢いで植樹した木が生長しています。

◆その後、見晴茶屋の上から通称モミジ坂まで登り、
 広がった登山道に緑を戻す仕組みや
 木道など自然にやさしい登山道を歩いて確かめました。

帰り道・・・
◆みろく山の会が補修した後の登山道を通りました。
 「歩きやすい!」と参加者から感激の声が上がりました。

自然にやさしい山歩きは、一人一人がちょっと意識すればできる行動です。
是非、今後も丹沢の山を楽しみながら意識して頂ければと思います。

参加された皆さま、そしてご協力いただいた みろく山の会の皆さま、
ありがとうございました!

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
1月28日 曇り
8時40分の気温 5.7度

【野鳥情報】秦野ビジターセンター周辺 1月28日

秦野ビジターセンター周辺へ野鳥観察に来られた方から情報を頂きました。
ありがとうございました!

◆キジ

◆ホオジロ
 目の周りの線が淡いのでメスのようです。

◆畑にいたツグミ

◆同じ場所にいた体色の淡いツグミ

鳥:カケス、ヤマガラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、エナガ、コゲラ、
  シジュウカラ、キジバト、ノスリ、ジョウビタキ、ホオジロ、
  ダイサギ、モズ、キジ、ハクセキレイ、ツグミ、スズメ、トビ、
  カワラヒワ、メジロ、シロハラ、カシラダカ、シメ、イカル、
  ムクドリ、ツミ、イソヒヨドリ、声のみ:ウグイス

この辺りでは、早くても2月下旬頃から繁殖期をむかえる
タゴガエルの声も聞こえたそうです。
今年の春は早いでしょうか?

◆◆◆大倉(標高290メートル)◆◆◆
1月28日 曇り
8時40分の気温 5.7度

2024年1月26日金曜日

【自然情報】宮ヶ瀬湖周辺 1月25日

宮ヶ瀬湖周辺へ情報収集に行って来ました。

コース:春ノ木丸一周・早戸川林道(県道64号~汁垂橋)往復

青空が広がる冬晴れとなりましたが、冷たい風が吹いていました。
日当たりの良い森の中では、早春の花が咲き始めていました。
◆アセビ

◆シキミ

しかし、日陰に目を向けると・・・
◆霜柱(春ノ木丸の登山道)
 歩くとザクザクと心地よい音が聞こえます。

◆凍った路面(早戸川林道)
 一部、路面に水が出ている箇所の様子です。

◆アザミの仲間に出来た「氷の華」
 カシワバハグマに残っていた「氷の華」も観察できました。

歩いてきたコースの様子は・・・
◆春ノ木丸山頂(標高487メートル)
 冬枯れの森です。足元には落ち葉がたくさん!

◆早戸川林道
 舗装された林道です。

木の実などもだいぶ少なくなってきました。
◆クズ
 鞘は陽射しに金色に輝く毛に覆われています。

◆コボタンヅル
 種に付いた綿毛がキラキラしていました。

◆コウヤボウキ
 宮ヶ瀬湖周辺では、綿毛がピンク色になるものがあります。

静かな宮ヶ瀬湖畔で、地鳴きの声や動く音などに耳を澄まして、
鳥たちを探してみました。
◆アオバト
 羽音が聞こえたので、探していたら、真上にとまっていました。

◆アオジ
 藪の中から「チッ チッ」という地鳴きの声と、ガサガサと動く音。
 じっと待っていると現れたのはアオジでした。

◆ウソ
 とても静かにウツギの実をつついていました。

◆メジロ

◆ミサゴ
 足に魚を持っているようです。

早春の花が咲き始めましたが、まだまだ厳冬期です。
雨などが降った後は、路面が凍結することもあります。
天気予報などをしっかりと確認し、お出かけください。

その他、観察した生きもの
花:ヤブツバキ
蕾:アブラチャン、クロモジ、ミヤマシキミ、アセビ、シキミ、スギ、ヒサカキ など
実:ヘクソカズラ、シキミ、フジ、ハダカホオズキ、イタドリ、キッコウハグマ、
  カシワバハグマ、ノイバラの仲間、フサザクラ、ヌルデ、ススキ、アザミの仲間、
  カラスザンショウ、キハダ など
鳥:ヒヨドリ、アカゲラ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、ヤマガラ、ヒガラ、
  ハクセキレイ、セグロセキレイ、カイツブリ、カワセミ、カルガモ、
  オオバン、トビ、ハシボソガラス、カワラヒワ、カワウ、ツグミ、ムクドリ、
  ジョウビタキ、ルリビタキ、ガビチョウ、カンムリカイツブリ、ノスリ  など
獣:タヌキ(ため糞)、ニホンジカ(メス2頭・足あと・糞) など

◆◆◆宮ヶ瀬湖畔(標高約300メートル)◆◆◆
1月25日 晴れ
8時50分の気温 3度