2011年6月29日水曜日

【登山道&自然情報】菰釣山 6月29日

情報収集へ行ってまいりました。
たまには西丹沢へ!と思い、
本日のコースは、山伏峠から菰釣山です。

ブナ林が広がるこのコースは
暑い日は強い日差しから、雨の日は雨から、
風の強い日は強風から私たちを守ってくれます。

◆ササの海!
このコースでは、スズタケやミヤマクマザサが多く見られます。
スズタケの枯死が目立つ表丹沢と様子が違います。

◆タンナサワフタギ
きれいな白い花が花火のように咲いていました。
樹の上の花もチェック!です。

◆ブナを見上げると…
今年はブナの葉を食べるブナハバチの幼虫が
多く発生しているようです。
立派なブナだな~と思い、見上げると…
葉がみごとにたべられてしまっていました。

◆ブナの葉のアップ
これはまだ良いほうでしょうか?

◆ヤマボウシ
花がまださいているのかと思いきや
良く見るともう花は終わっているようです。
白い花びらのように見えるのは、総苞片という部分です。

その他にも、ツルアジサイが満開でした!
ツルアジサイはつる性なので、樹木の幹をつたって伸びています。
よく幹も見てみてください!

2011年6月22日水曜日

アジサイと表尾根 6月22日

今日は梅雨が明けたかのような良いお天気。
朝の表尾根は青空のもと、とてもきれいでした。
ビジターセンターのある秦野戸川公園のアジサイと
表尾根の景色がとても絵になります。

◆アジサイとニノ塔・三ノ塔

忙しいイワツバメ 6月22日

イワツバメが忙しそうに子育て中です。
ヒナがかえったのか、親鳥がせっせと食料を運んでいます。
巣の小さな穴に親鳥がスルッと上半身を入れ、
少ししてからまた出てきて、飛び立っていきました。
何度も何度も繰り返しています。

 ◆体を半分入れた親鳥

◆出てきた親鳥

今日は授乳室から出てきたお母さんが
「鳥がいるんですけど…」と知らせてくれたので
急いで行くとそこにはイワツバメの成長が…。
網でイワツバメを捕まえて、外へ離すと元気よく
飛び立っていきました。

2011年6月12日日曜日

イワツバメの受難 6月12日

昨日の昼、ビジターセンター事務所のすぐ裏で飛べなくなっている成鳥のイワツバメが保護されました。
大きな怪我ではないようで、少し安静にした後外へ出してみましたが、一向に飛ぶことが出来ません。子育て中の可能性も高いので、出来るだけ早く野に返したかったのですが出来ませんでした。何とか餌をやり元気を取り戻し、翌朝、元気に飛び立つことができました。
今の時期、巣から落ちる野鳥の雛が多い季節。そんな鳥を見かけたら、まずは巣を探しあればそっと戻してあげてください。巣が見つからなければ、猫などに襲われない近くの安全な場所にカップ麺の容器などに入れて固定してあげてください。人の気配が無くなれば、親鳥が餌を与えに来るかもしれません。野鳥は人にさわられるだけで大変なストレスを受けます。また人が育て上げるのは大変困難です。保護したつもりが誘拐にならないよう、まずは野外で何とか上手くいく方法を考えてみてください。

2011年6月10日金曜日

塔ノ岳 期間限定のお楽しみ♪ 6月10日

塔ノ岳(標高1491m)へ行ってきました。
周辺には今だから観察できるものが色々ありました!

◆花のじゅうたん!
トウゴクミツバツツジ、ゴヨウツツジ、共に、今年は花付きが大変良かったです。
花の盛りは過ぎ、足元一面に花が広がっていました。

◆ヤマツツジ
標高1000~1200m位で見頃。

◆カマツカ
山頂付近の稜線で見頃。

◆袋角のニホンジカ
春に角を落としたニホンジカ、新たに角が伸びている最中です。
この時期の角は皮を被り良く見ると短い毛が生えているのが分かります。

2011年6月5日日曜日

巣 乗っ取り作戦! 6月5日

イワツバメの巣―その後です。

ようやく完成した!と思っていたら…、今日は巣の周りがやけに
にぎやかです。
◆スズメを追い払おうとするイワツバメ
毎年のように繰り広げられる、巣の取り合い。
せっかく完成したイワツバメの巣をスズメが横取りしてしまうのです。

◆おとなりの住人は誰?
手前の巣には、黒いベレー帽のイワツバメ。
でも、お隣は?
頭巾をかぶったスズメ頭がわかるでしょうか?

◆乗っ取られた巣
スズメの巣材、イネ科草本などがぎっしり詰め込まれています。
隙間のある住宅が少なくなり、スズメも住宅難のようですが…、
つい、がんばって巣を作ったイワツバメを応援したくなってしまうのは、私だけでしょうか?

がんばれ、イワツバメ!

おいしそう? 6月5日

地元農家の方が大事そうに箱に入った卵を持ってきてくださいました。
中を開けると…、ニワトリの卵よりちょっと小ぶりの卵が8つ。

収穫を終えたニンジン畑でみつかったそうです。
2日ほど様子をみていましたが、親が戻ってこないため、
捨てるのも忍びなくて…とのこと。
◆キジの卵
色や大きさが少しずつ異なる卵。
現在、中身を取り出し、ビジターセンターで展示中です。